最優秀作は三浦優子さんの『酪農一家のイクラ丼』
7月北海道地区「47行の物語~47都道府県シナリオコンクール~」の最優秀作は、三浦優子さん(通信本科)の『酪農一家のイクラ丼』に決定しました。
★受賞された三浦さんからコメントを頂いてます★
受賞の一報をいただいた時は、驚きとまさか!という思いでした。
山本むつみさんからいただいた審査評や、月間シナリオに掲載された自分の作品を見てじわじわ喜びの実感がわきました。
これまで、優しく丁寧な添削をしていただいた、田代先生 ありま先生に感謝です。ありがとうございました!
私は今、通信本科の途中で課題の提出に励んでいます。少々遅れぎみです…。
まずは今回いただいた“勇気”で、そびえ立ちふさがるように見える課題をひとつひとつ、着実に乗り越えていきたいと思います。
“静=動かない会話劇”にならないように
北海道地区の最終審査を担当していただいたのは、出身ライターの山本むつみさん。
山本さんは『酪農一家のイクラ丼』について、
「二人だけの動かない会話劇が“静”だとすれば(最終候補作はこちらが多かった)、これは“動”。台詞だけでなく、それぞれの行動で、キャラクターを生き生きと描き出しているところが見事です」
――とコメントされています。
「二人だけの動かない会話劇が“静”」。
このコメントをお聞きして、どんなふうに感じますか。
わたくし広報・齋藤は、こんなことを考えました。
例えば、ゼミの課題を書いているとき、「あれ、セリフだらけになってる…」ってこと、ありませんか?
つまり、セリフは多いけど、ト書がしっかり書けていないとき、“静=動かない会話劇”になっている、ということですよね。
“静”ではなく、“動”なシーンを書くには、ト書に登場人物のキャラクターならではの動きをきちんと書く!
「47行の物語~47都道府県シナリオコンクール~」も残りあとわずかです。
“静”ではなく“動”なシーンを書いて、ぜひご応募くださいね。
そして、ゼミの課題も、“静”ではなく“動”なシーンを意識していきましょう!
最優秀作以外の、最終審査候補作品はこちら【50音順】
なお、☆印の作品は、最優秀作品以外に山本さんが選出された上位作品です。
☆『カモメの恩返し?』(秋山紀勝さん)
☆『しょっぱくないシャケ』(植木百合子さん)
『夏の渡り鳥』(鬼武桂子さん)
『かもめが戻る日』(上村奈々子さん)
☆『ちゃんと』(小峰貴之さん)
『親父の味』(土﨑こうさん)
『豆パンとアンパン』(西田桂さん)
『やきそば弁当の夜』(羽山実里さん)
☆『赤くて甘い』(松浦久美子さん)
『迷えるラムチョップ』(水元久美子さん)
『蟹どんぶり』(和田充裕さん)
今回の最優秀作と最終審査評の詳細が、月刊シナリオ教室10月号(P42)に掲載されていますので、ぜひご覧ください。