イチョウの気持ち
シナリオ・センター代表の小林です。今日は雨模様の東京でした。昨日はコートが邪魔だったので、今日はコートなしで来たらちょっと肌寒い。しかも周りではコンコンコンコン・・狐さんがたくさん。
朝晩の寒暖の差を油断していると風邪をひきます。
細心の注意が必要な時期です。みな様お気を付けくださいね。
毎日神宮のイチョウ並木を通るのですが、今年は色づくのが早いです。 もう半分以上黄色くなっています。
ここ10年くらい、なかなか紅葉せずに12月近くが盛りでした。なので、ちょっとびっくり。
そんなに寒くはないし、雨が多かったから?寒暖の差が激しいから?ヤクルトがイマイチだから? イチョウの気持ちはよくわかりませんが、今年は早めに楽しめるようです。
客観的に描く
明日は、「創作テレビドラマ大賞」の授賞式が行われます。
大賞の石原理恵子さん、佳作の潮喜久知さんは、もちろんシナリオ・センターの方々ですので、お祝いに駆けつけます。
授賞式で、シナリオ・センターの生徒さんが演台に上るお姿を拝見するときは、とても晴れがましく、本当に嬉しいものです。
明日は石原さん、潮さんの晴れ姿をしっかりと目に焼き付けて、いっぱい拍手を送りたいと思います。ワクワクしながらお伺いします。
TBSの連ドラ大賞の結果発表が遅れるそうです。 思ったより応募が多かったとのことですが、応募数を想定外にしてはいけません。
応募される方々は、必死の思いで描かれたのですから、締め切り厳守なのですから、発表も守っていただきたいものです。
ま、果報は寝て待て・・・朗報を心待ちにしたいと思います。
コンクールと言えば結果発表だけでなく、そろそろ締め切りが迫ってきているものも多いのではないかと思います。
コンクールが間近になると、ゼミナールをお休みになる方も増えるのですが、私からすると、自分が描いている時こそ、他人の作品を聴くことが大事かと思うのです。
独りで長篇を書いていると、どこかで詰まるときがあります。
そんな時、他人の作品は、必ず自分と違うので、その違う視点が大きな刺激になります。
行き詰った時は、視点をかえるというか外すことが大事なのです。
もう一つは、大切なことは、客観的に技術的にチェックすることです。
誰かに見てもらうのが一番いいのですが、ご自分でもチェックしましょう。
キャラクターは描けているでしょうか。 魅力的なキャラになっているか、きちんと貫通行動をとっているか、そのキャラだからこそのセリフ、行動、所作が描けているか。
構成を見直してみましょう。 起ではきちんと人物の紹介ができているか、アンチテーゼで出ているか、ドラマの展開が期待できるか。承は一つではありません。いくつもの山谷を乗り越えているのか、リトマスは利いているのか、伏線ははれたか、転ではクライマックスへとしっかりと盛り上がっているか、感動できるシーンになっているか、テーマは描けているか。結はドラマの余韻を感じられるのか、もっと見たいとも思わせているか・・・。
一番大事なのは、予定調和のつまらないドラマにならないために、ストーリーに走らない、シーン一つ一つを大事に描くことです。
目に焼き付くようなシーンを描いてください。
このシーンが描きたかったと力いっぱい描きたかったシーンに向けて走ってください。
シーンの積み重ねがドラマです。
朗報をお待ちしています。