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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

未来を託す

横浜国立大学付属小学校での子どもシナリオ

必ず死ぬんだ

シナリオ・センター代表の小林です。大学の先輩のご葬儀に行ってまいりました。失礼ですが、父母の年代の方が亡くなられるのとはまた違った感慨を持ちました。
私の歳はもう「死」が身近なのだと、しみじみ実感するからです。
教師に罵倒されて自殺した中学生や職場のパワハラでの自殺、自殺願望の方々には、「自分で死ななくても誰もが必ず死ねるのですよ」と言ってあげたくなります。
もちろん、辛いことがいっぱいあってのことだと思うのですが、死ぬ気なら、「もう自分は死んだんだ」と思えばどうでしょう。 そう思えば、誰にもはばからず、逃げることも好きなようにやることも、なんでもできるはずです。捨て身になれるのですから。
若い方々は「死」が身近ではないからこそ、自殺へと走られるのかもしれませんが、もう私の歳くらいになると「死」が身近なので、戦えないまま、無残に破れて逝った友を思う時、もう少し頑張ろうと思えるのです。
ちょっと視点を変えて、ちょっと違うところを見てみれば、全く何もつかめないことはありえません。
なにかつらいな、嫌だなと思った時は、ちょっと違うものを見たり、ちょっと違う所へ出かけたり、日常から離れることです。
つかの間かもしれませんが、映画やドラマや小説などに浸ることでも、気持ちは変わっていくことでしょう。

子どものシナリオ・映画教室IN沖縄

すみません、暗い話から入りました。次は、楽しい未来へとつながるお話です。(笑)
沖縄へ行きま~す。わ~い、沖縄だ。
沖縄は色々ありますが、少しでも前向きになるには、なんといっても子供たちが未来に羽ばたくことです。

シナリオ・センターの子どもシナリオを沖縄で開催します。
題して「子どもシナリオ・映画教室 2017in沖縄」
 なは市民活動支援センターを会場に、小学生4・5年生対象に、1日目はシナリオ作り、2日目はシナリオを基に映画撮影をし、編集をして1本の映画を仕上げます。
この「子どもシナリオ・映画教室」は、東京や神奈川でも大人気の講座で、子供たちだけで、一から創りあげて形にすることに子供は大喜びします。
子どもたちは、自分が自分の力でできることを初めて気がつくからです。
この「自分はできる」という気づきは、子供たちの大きな力になります。
親御さんも、ご自分のお子さんの力にびっくりされます。
子どもは、隠れた力や未知の可能性をいっぱい持っています。
それを活かすも殺すも大人次第なのです。大人こそ心しなくてはならないと、子供たちと接するたびに思います。
罵倒し続けて成長することはありえません。否定されては考える力もつきません。

子どもたちがシナリオを描く、こどもたちが役を演じ、スタッフを務め、自分たちでできることをできるようにやる。
こどもたちが自分で想い、考え、伝える力を持つためには、大人が黙って見守る、信じることから始まります。
ついでに、よいところをみつける。褒める。
大人が褒めるのは「ついで」でいいのです。
子どもたち同士で、自分自身でなんとなく感じているから。 そうすれば、伸ばそうとしなくても勝手に子供たちは伸びていくのです。
きっと、一番いいのは、大人が手出しをしない教育ではないかと思います。
憲法26条で守られているのは、こどもたちの学ぶ権利であり、義務ではありません。
学びたい・・・その権利を主張できるように、学びたい思いがわき上がるように、大人たちが子どもたちを見守っていければと思います。

過去記事一覧

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