はじめに、プロットありき。
「シナリオ教室」11月号では、
「あなたはなぜ落ちたのか」という特集がありました。
あなたと、受賞した人に、どんな違いがあるのでしょうか。
実は、落ちた作品の「プロット」には、魅力がなかった!
魅力的なプロットが書ければ、シナリオはもっと面白くなる!
そこで「魅力的なプロット」は何かを学んでいきましょう。
発想を変えて、ストーリーからドラマへ
あなたがシナリオを書くとき、最初の思いつくのが、まずストーリーではないでしょうか?
確かにストーリーがなければ、シナリオは成り立たない……ということで、みなさんは、まずストーリーの構成を考えるでしょう。しかし、それが大きな間違いです。
なぜ、ストーリー・ファーストではいけないのか?
それを解明することで、あなたのシナリオは確実にステップアップします。
あなたの「考え方のクセ」を診断。1日目に提出!
受講希望者は、第1日目(12月2日)に課題のプロットを提出の上、ご受講下さい。
【課題】
ジャンルは問いませんが、まず「魅力あるキャラクター」を設定し、それに基づいたプロットの「つかみ」を約200字で書いてください。(タイトルを付ける)
A4(縦使い=横書き)1枚にタイトル+本文の文字の大きさを14ポイントで印字(タイトル、プロット、作者名)またはシナリオ・センター指定の200字詰め原稿用紙(横使い=横書き)に、1枚目(プロット本文)タイトルは、欄外でも可、2枚目(作者名)をホチキスで綴じる。
*課題は、教材として使わせていただく場合もあります。
「実践講座 プロットを、いかに魅力的にするか」カリキュラム
12月2日:第1講目『発想を変えよう〜ストーリーからドラマへ』
<発想力が試される〜キャラクター創造>
・魅力あるキャラクターこそ、プロットの命
・なぜ、キャラクターから発想するのか
<企画力が試される〜プロットの書き方>
・プロットとはなにか?
・プロットは、目的別に書け!
・プロットを書く発想を、こう変えよう!
12月9日:第2講目『弱点の発見と克服』
<課題の発表と評価>
・誤りやすいプロットの例
・売れそうなプロットの例
・書き出しをその場で書き直し
<素材の探し方〜オリジナリティと模倣>
・書きたい素材の探し方
・オリジナルへの幻影
<タイトルと登場人物〜そのネーミング>
・意外に大切な要素はタイトルとネーミング
・タイトルで、まずつかみを取れ!
・登場人物のネーミングは、キャラクター作りに必須
<トレーニング〜引き出しを増やすということ>
・引き出しを増やすということ
・どれだけアイデアの「引き出し」を持っているかが鍵
・なるべく、シナリオ技法を駆使せよ
<最後は、持続する力がものをいう>
・書き続けた人が勝利するために
講師:新井 巌 プロフィール
コピーライターとして数々の広告賞を受賞。シナリオ・センター作家集団講師。東京コピーライタズクラブ会員。広告制作会社コミュケ―ションフォーラム代表取締役。
様々な分野の著作をしており、シナリオの技術を活かして「目からウロコのシナリオ虎の巻」、「日本映画黄金期の影武者たち」(編共著 彩流社)、コピーライターとして多くの商品の売り込みに活躍「イトーヨーカドーのユニオン・コミュニケーション戦略」(共著 産能大学出版部)
地域コミュニティ活動として現在千代田区の六番町町会長。「わがまち人物館」館長として番町・麹町地域の人物を掘り起し、上智大学コミュイティカレッジでは千代田学を講義。地域活性化の資源としての活用に尽力。『番町麹町「幻の文人町を歩く」』(言視社))「東京ど真ん中物語」(文藝春秋)「千代田まち事典」「番町地図」(千代田区)
また、映画、オペラ、演劇への造詣が深く 著書に「知識ゼロからのクラシック入門」「知識ゼロからのオペラ入門」(幻冬社)。