晩秋の候
シナリオ・センター代表の小林です。今日は、とても暖かい東京ですが、侮ってはいけません。夜になると急に気温が変わってきたりします。 この時期は、晩秋というのか初冬というのか迷ってしまいます。
神宮外苑のイチョウ並木は、観光客のだれもにスマホを向けられて今を盛りと黄金色に輝いています。まさに晩秋。
一昨日、所長の後藤と六本木ケヤキ坂のイルミネーションを見てきましたが、表参道でもイルミネーションが輝き、こちらは初冬の感。
最近は、手紙を書く方が少なくなって、ほとんどメールになってしまい、あまり二十四節季などを考える方はいらっしゃらないようですが、私は「晩秋の候」とか「初冬の候」と書き出しが好きです。
季節を愛でるという気持ちが好きなのですね。
こんなことを書いていたら、俳句をまた再開したくなりました。 シナリオ・センターでも実は句会を開いていたのですよ。
09年に主宰の堀江先生が亡くなられて終わってしまい、私もすっかり遠ざかってしまいました。 私はコピーライター上がりのせいか、堀江先生にはいつも「小林さんの句はコピーみたいだね」と笑われていました。
俳句は、わずか五七五、短歌とはまた違って季語も入れなくちゃいけないし、制約の多い中でどれだけ端的に表現するか難しい表現方法だと思います。
でも、ある意味映像というかドラマと同じ、切り取っているのはそこだけなのですが、表立てってみえないところに奥深い表現があるのです。
そういえば柏田講師の描かれた映画「小林一茶」は、頓挫していますが、どうなっているのでしょう。早く観てみたいものです。
沖縄のこどもたち
今日は、沖縄から出身ライターの上杉京子さんがいらっしゃって「沖縄子どもシナリオ・映画教室」の打ち合わせをしました。
最後の詰めなのですが、沖縄の方ってどこかゆったりされていらっしゃるのでなかなか集まりが悪く、開催できるのか心配していたら、この3、4日前になってどどど・・・と集まって下さったそうです。よかった!
あちらこちらに呼びかけてもなかなか返事もいただけなかったりとイラついた上杉さんが「もう!」と沖縄の方に愚痴ったら、「沖縄に住むなら、そんなことで怒っていてはやっていけないよ」と諭されたとか(笑)
県民性って、本当に色々です。
そういう意味では、そんなゆったりした性格の沖縄の方々が基地問題で怒るというのは、本当にすごいことなのですね。
そんなお話をお聞きしていたら、沖縄の子どもたちは、どんな風にシナリオを描いてくれるのか、映画作りではどのように活躍してくれるのか、ますます楽しみになってきました。
子どものシナリオは、ボランティアで行っているので、資金的になかなか日本全国を巡るというのは難しいのですが、上杉さんのようにそこに住まわれていらっしゃる方の協力があると、思い切って飛び出していける気がします。
この沖縄を機に日本全国の子どもたちと接していけるようになったら、日本中のこどもたちがシナリオを描いてくれるようになったら、素敵だなと思います。
夢は持ち続けるときっと叶うそうです。頑張って持ち続けていきます。