身も心も厳寒
シナリオ・センター代表の小林です。寒いです。東京も一桁気温です。北海道・東北地方は雪のようです。今年は、厳寒の予報がでています。侮らずに寒さ対策をいたしましょう。
昨日、ノーベル平和賞の授賞式で、受賞された「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」を代表して、被爆者のサーロー節子さんがスピーチをされました。
テレビは、スピーチ全部を放映したのでしょうか。私は全文をネットで読めただけでしたが・・・。
日本中いや世界中の人々にちゃんと見て欲しい素晴らしい内容でした。
核兵器廃絶条約に反対のカナダ大使ですら「会場にいるすべての人の心を動かしたと思う」と感動されたそうです。
私は、いつも疑問に想うのですが、日本を司る方々は、サーロー節子さんのスピーチをお聴きになっても、広島・長崎の原爆記念館、原爆ドームなどを訪ねても、何も感じられないのでしょうか。心動かされないのでしょうか。
自分がドロドロに溶かされアツイアツイとのた打ち回ってみないとわからないのでしょうか。
すべてのことは他人事ではなく、自分も同じ立場になりうるのです。
核は、必要悪でなく「絶対悪」だとおっしゃったサーロー節子さん。
被爆者でいらっしゃるが故に重い言葉です。
愚かな残酷な過去を繰り返さないために、私たち自身が想像力を大きく広げて、他人事ではないことを心に刻み込まなくてはいけないのではないでしょうか。
寒い冬です。
ゆらめくかたち
出身のアニメーション作家の黒坂圭太さんが、12月にふさわしいイベント行います。
「ゆらめくかたち」
12月23日(土)18:00開演 現代座ホール(JR東小金井・武蔵小金井駅下車)
黒坂さんは、ドローイングなどを使って抽象的なアニメ―ションを主体に制作しており、特に主要作品は世界中の映画祭に招待出品され、多くの賞を受賞されていらっしゃいます。
その独特なアニメーションは、ファンも多く、よくイベントで行う即興ドローイングはその速さ、繊細さに驚かされます。
また、商業アニメーション、漫画監修等を手掛けるなど作風は多彩で、武蔵美術大学教授として、若い世代への指導も行っていらっしゃいます。
23日に行うイベントは、音楽家とのセッションで、共演されるのは、国際的に大活躍されている作曲であり、黒坂さんの代表作の音楽監督も担当された鈴木治行さん。
3部に分かれて、第一部は黒坂さんの「マチェリーカ/MATIERICA」を上映。 4×9mの特殊スクリーンで映画館とは異質な「体験型アニメーション」を楽しめるのだそうです。
第二部は鈴木治行さんの作品「同心円」「木立」「句読点Ⅷ」をピアニスト河合拓始氏によるピアノ演奏で、先進な作曲を堪能してください。
第三部は、「映像・ドローイング・作曲・演奏」を絡ませたライブを展開します。
黒坂さんの驚くべきドローイングの技術を体感してください。
クリスマスイヴ前夜にふさわしい素敵なライブです。
予約・問い合わせ090-2499-6985 info@mistral-japan.co.jp 当日2500円・予約2000円(定員100名)