シナリオ・センターでは、皆さんの“引き出し=ミソ帳”を増やすために、様々なジャンルの達人から“その達人たる根っこ=基本”をお聞きする公開講座「ミソ帳倶楽部 達人の根っこ」を実施しています。
今回は、映画『今夜、ロマンス劇場で』の公開【2018年2月10日(土)】を記念して、脚本を担当された出身ライターの宇山佳佑さんをお招きします!
脚本家が語る映画『今夜、ロマンス劇場で』の執筆秘話
今回のミソ帳倶楽部では、映画『今夜、ロマンス劇場で』(2/10公開)のお話を中心に、脚本執筆に至る経緯や執筆中に苦労されたこと、また作品の見どころなどをお聞きします。
(※映画をご覧いただいてからご参加いただくと、より“ミソ”が深まるかと思います!)
さらに、『世にも奇妙な物語』や『信長協奏曲』など、これまで関わってこられたドラマの執筆中エピソードを交えながら、脚本を書く際に大切にされていることやコダワリもお聞きします。
先日、インタビューさせていただいた際、「僕は脚本家としてコンクールで大賞を獲ったこともない。それなのになぜ今回このような大きな作品でオリジナルを書かせていただけたのか、未だに不思議です」と仰っていた宇山さん。
コンクールで大賞を獲っていなくても、脚本家として活躍されている宇山さんのお話をお聞きすることで、脚本家を目指されているかたは、「脚本コンクールで受賞しないと、脚本家にはなれないのでは…」と思い悩むことなく、いま自分がやるべきことは何か、発見できるのではないでしょうか。
>>出身ライター宇山佳佑さんに学ぶ 目的をもつこと
小説家志望の方も必聴!
脚本家と小説家の二足のわらじの履き方もわかる!?
宇山さんは小説も執筆されています。
脚本では、突飛で面白い作品やコメディタッチの作品を多く手掛けていらっしゃいますが、小説『桜のような僕の恋人』では切ない恋模様を描き、新境地を開拓。
今年1月25日には小説『君にささやかな奇蹟を』が発売され、小説家としても活躍されています。シナリオ・センターで勉強しながら小説家を目指しているかたは、シナリオの技術をどうやって小説に活かすことができるのか、そのヒントを掴むことができるかもしれません。
脚本家としてだけでなく、小説家としても活躍の場を広げている宇山さんですが、ご自身では「僕自身、まだまだ若輩者」と仰っています。
そんな宇山さんだからこそ、皆さんにとって 、いまの自分の姿と重ねやすい“身近な先輩”なのではないでしょうか。
後半は、皆さんの質問にもお答えいただきます。ぜひご参加ください!
宇山佳佑(うやま・けいすけ)さん、プロフィール
宇山佳佑(うやま・けいすけ)
1983年生まれ。脚本家・小説家。元・作家集団XC所属。
・脚本:『スイッチガール!!』『主に泣いてます』『信長協奏曲』『それでも僕は君が好き』『緊Q不倫速報』『世にも奇妙な物語』(「ががばば」「幸せを運ぶ眼鏡」「嘘が生まれた日」「クイズのおっさん」「貼られる!」)
・小説:『ガールズ・ステップ』『桜のような僕の恋人』『今夜、ロマンス劇場で』『君にささやかな奇蹟を』