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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

子どもの時こそシナリオを

シナリオを描く子供たち

元気な表現こそ

シナリオ・センター代表の小林です。眠いです。今朝は、千代田区立番町小学校でのシナリオ授業を行いました。
番町小学校では、毎年5年生にシナリオの授業を取り入れてくださっています。
ありがたいことなのですが、1時限目からの授業なので、いつも夜型の生活をしている私としては結構つらい。 とはいえ、なにしろわが母校、家から歩いて1分もしないところなのですけれどね。(笑)
私は久しぶりに小学校での授業にお伺いしたのですが、とても元気で発想力豊かな5年生でした。
子どもたちは、うるさいほど自分の意見を言いたがります。
一見こちらの話など聞いていないかにみえて、実はちゃんと聞いていますし、自分なりに考えているからこそ、元気に「はい!!はい!!」と手を上げられるのでしょう。
とてもすてきなことだと思います。
子どもたちが、自分の想いや考えを伝えることができるように、想像力、発想力をどれだけ伸ばせるかは大人にかかっています。
子どもの発想を止めない。豊かな発想力を育てたいけれど規律もしっかり守らせなくてはいけない・・・学校の先生方が一番苦慮されているところだと思います。
「こういういい子になりなさい」と枠に閉じ込めようとすると子供は逃げます。大人だって、縛られたらいやですものね。
でも、二律背反のように見えるこのふたつも、裏表一体だと思います。 想像力を豊かにすれば、思いやりもやる気も規律を守る気持ちもわかってきます。
やり方一つだと思うのです。シナリオはすべてを俯瞰で見る表現ですから、うってつけなのですね。

大人は子供の鏡です。平然と嘘をつく、いい加減なことを言う、責任をとらない、そんな大人の姿を見せてはいけません。 国会中継をみるたびに、子どもが見てなくてよかった・・・と思うのは私だけでしょうか。

親の目

1月から始まったシナリオ作家養成講座に、中学1年生のお嬢さんがおふたり受講されています。 小学校のときの同級生だそうです。
ネットでシナリオ・センターを検索して、説明会に来てくださったのだそうです。
説明会では、熱心にお母様も聴いて下さって、私たちにお嬢さんを託してくださいました。
「シナリオよりも勉強でしょ!」と言わずに、お嬢さんたちの表現したい気持ちを大切にされて、受講させて下さったこと、なかなかできないことです。
こういう親御さんが増えてくれると嬉しいですね。
いい大学、いい会社等々目先のことに焦点を当てるのではなく、一生をどう生きるかということが大切だと思うのです。
私たちがお教えするのは、シナリオの技術です。
道徳的なことを言うわけでもありませんし、枠にはめることもありません。
シナリオを描くことで、すべてのキャラクターがみんな違うこと、生き方も、想いも考えもみんな違うこと。
みんな違ってみんないいのはずだけれど、葛藤・相克・対立が起きるのだということ。
シナリオを描くことで他人のことを考える癖がつき、きっと自分の想いや考えをしっかりと持てる大人に育っていくと思います。
子どもたちにたくさんたくさんシナリオを教えていきたいシナリオ・センターです。

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