描き続けること
シナリオ・センター代表の小林です。事務局はシフトなので、月曜日と金曜日に主にお休みを振り当てているのですが、先週金曜日は「シナリオ熟・47行の物語授賞式」があり、全員出でした。
なので、今日は朝2人、夜2人体制で、それに私とライターズバンクの竹村がいるという状態。ま、寂しいこと。寂しいこと(笑)
金曜日の「シナリオ熟・47行の物語授賞式」にはおいでいただきましたか?
とっても心が弾む楽しい一夜でした。
今回のコンクールは、1841本の応募があり、その中から10本が選ばれましたが、とても素晴らしいことに、すべてに応募された方、挑戦してくださった方が20名もいらしたことです。
毎月、頑張って描かれたことは、もし賞を逃していらしても、決して無駄にはなっていません。描きけることは、確実にシナリライターの血肉となっていくはずです。
皆勤賞の方々には、米どころ新潟の「新之助」をお贈りしました。血肉になーれ!
LOFT9の一夜
LOFT9という場所だからこそでしょうか。 飲み食いしながらお話を伺うというゲストの皆様に対しては、失礼な態勢ながらも、和気藹々の雰囲気が醸し出され、とても楽しくお話をお伺いすることができました。
授賞式では、受講生を含む一般投票+審査員票+LOFT9にいらした方の当日票で年間最優秀賞1作品が選ばれました。
審査員の方々が投票前に、各作品についての色々なご意見をくださったので、どの作品にもいいところ、イマイチなところがあり、本当に悩みは深い投票で、大接戦になりました。
最終的には上位4位までは1票差で、当日投票で大逆転もありかという中、東北地区の「晴れの日の朝」有坂尚子さんが年間最優秀賞に輝きました。
東北地区「晴れの日の朝」 有坂尚子さん ご飯の題材は福島のこづゆでした。おめでとうございます。
さりげなくこづゆと小道具を使って、両親を震災で亡くした後姉弟ががんばっていきてきた様子がわずか47行で表現されていました。
東北地区の審査員のあべ美佳さんから、賞状・賞金47000円・副賞お食事券2万円相当、各地区のコンクールに描かれた名産品を授与していただきました。
当日はお忙しい中、東京地区の審査員寺田敏雄さん、四国地区の審査員浜田秀哉さん、関東地区審査員荒井修子さん、東北地区審査員あべ美佳さん、九州沖縄地区審査員柏田道夫さんがおいで下さり、コンクール作品を例にとって映像表現とはどんなことかと教えて下さったり、ファーストシーンに登場感があるか、過剰なセリフで映像表現を壊していないか、映像表現の見せ方など、実際の現場でのやりとりなどオフレコ話もいれて、丁寧にお話ししてくださいました。
先輩って、本当にありがたいなあとしみじみ感じた一夜でした。
最高の先輩たち
副賞では各地区の名産品を集めてみました。
九州・沖縄地区あごだし、北海道地区いくらの瓶詰、東海地区どて煮、近畿地区小豆がゆ、中国地区焼きふぐ(本当はフグ刺し)、四国地区帽子パン、関東地区餃子のふりかけ(本当は餃子)、東京地区もんじゃ焼きの粉、北陸甲信越地区新潟の醤油(本当はしょうゆおこわ)、東北地区こづゆ 。
餃子、しょうゆおこわ、フグ刺しは生ものなので乾きものにさせていただきましたが、なかなか集めるのも楽しかったです。
四国・高知の帽子パンは、沢山は手に入らなかったので、10個だけ販売して、あとは審査員の皆さんにその場で食べていただくようにしたのですが、「たべてみたーい」という声に、審査員の方々から参加者の方々におすそ分けをいただけるという素敵なハプニングも。
先輩の優しさが身に沁みる一コマでした。
終了後の懇親会も10時過ぎになったにもかかわらず半数以上の参加者が残られ、飛び入りの園田新監督も交えて、にぎやかに締めくくることができました。
出身ライターの皆様には、晩くになりながら最後までお付き合いいただきありがとうございました。
審査をしてくださった10人の出身ライターの皆様、本当にありがとうございました。
お忙しい方々ばかりなのに、快く審査にご協力いただき、お蔭様でつつがなく授賞式も済ませることができました。
この1年間、本当にありがとうございました。心から感謝しております。
さあ、次はあなたが先輩として後輩たちにエールを送って下さい。受講生の皆さんが、プロの階段を登れるようにこれからも力強くサポートしていきたいと思っています。