柚木麻子流 小説の書き方!に迫る
シナリオ・センターでは、皆さんの“引き出し=ミソ帳”を増やすために、様々なジャンルの達人から“その達人たる根っこ=基本”をお聞きする公開講座「ミソ帳倶楽部 達人の根っこ」を実施しています。
今回は小説家になりたい人 必見・必聴!ゲストにシナリオ・センター出身の小説家 柚木麻子さんをお迎えします!
小説を執筆する際、柚木さんが大切にしていることとは?
『ランチのアッコちゃん』『BUTTER』『伊藤くんA to E』などこれまでの作品のほか、最新刊『デートクレンジング』はどのように生まれたのか、執筆中のエピソードを交えながら、小説を書く際に大切にされていることやコダワリをお聞きします。
また、『ランチのアッコちゃん』や『伊藤くんA to E』は映像化されています。
小説を書くときは、映像を思い浮かべながら書いているのか。
脚本を書く技術は、小説を書く上でどんなふうに役立っているのか。
映像化されることは、意識しながら書いているのか。
――といったことについてもお話いただく予定です。
小説家になりたい人に向けて
柚木さんは、上原講師・柏田講師・浅田講師のクラスでシナリオを勉強後、『フォゲットミー、ノットブルー』でオール讀物新人賞を受賞され、小説家デビューされています。
WEBサイト「WEB本の雑誌 作家の読書道(本の雑誌社)」のインタビューでは、
【シナリオは大学生の頃にヤングシナリオ大賞などに応募したりはしました。小説を最初に応募したのは25歳。ありとあらゆる賞に出しました。純文学の賞にも応募しましたから。今もそうなんですが、自分が何に向いているのか分からなくて、なんでも書きました】
とコメントされています。
シナリオを書くことを経て、現在、小説家として大活躍されている柚木さんだからこそ感じる「小説家になるためにはどうしたらいいのか」をお聞きすることで、いま自分がやるべきことは何かを見つけることができるのではないでしょうか。
後半は質疑応答も
オール讀物新人賞や山本周五郎賞など、権威ある文学賞を受賞されているだけでなく、魅力的な作品を毎年コンスタントに生み出し、映像化もされるなど、大活躍中の“柚木先輩”。
こういった先輩がいらっしゃることは、小説家になりたい“後輩”の皆さんにとって大きな励みになりますよね。プロの小説家の話を聞くことは、大きな刺激になりますよ。
後半は皆さんの質問にもお答えいただきます!いろいろなことが直接お聞きできるチャンスです。
ぜひご参加ください。
柚木麻子(ゆずき・あさこ)さん、プロフィール
1981年生まれ。元・研修科所属。
2008年『フォゲットミー、ノットブルー』でオール讀物新人賞を受賞。
同編を含む『終点のあの子』(文春文庫)でデビュー。2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞受賞。『嘆きの美女』(朝日文庫)、『本屋さんのダイアナ』(新潮社/直木賞候補作品)、『BUTTER』(新潮社/直木賞候補作品)、など著作多数。また、2015年には『ランチのアッコちゃん』(双葉社)がドラマ化され、今年2018年には『伊藤くんA to E』(幻冬舎/直木賞候補作品)が映画化、『王妃の帰還』(実業之日本社文庫)はラジオドラマ化され、話題となった。
4月11日には、最新刊『デートクレンジング』を発売。
当日は『デートクレンジング』の販売&サイン会も実施いたします。但し、サインはシナリオ・センターで書籍ご購入者のみ、おひとり1冊までとさせていただきますので、予めご了承ください。