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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

御仏のお導き

国立博物館のチラシから 十一面先手千眼観世音菩薩坐像

葛井寺

シナリオ・センター代表の小林です。金曜日から大阪校の開講で大阪へ出かけました。
葛井寺(ふじいでら)の十一面千手千眼観世音菩薩坐像が毎月18日に御開帳とのことで、ちょうど大阪へ行く日というこのタイミングを逃してはならじと朝早くから喜び勇んで新幹線に乗り込みました。

今年の初めに、「仁和寺と御室派のみほとけ」という展示会が東京国立博物館で行われました。
普段拝見できない御仏がたくさん展示されていて、それはそれは見事なものでした。
いくつかの秘仏の中で、とりわけ心に残ったのがこの葛井寺の「十一面千手千眼観世音菩薩坐像」。
なんと表現すればいいのかわからないのですが、今まで拝顔した千手観音像は主だったもの、40手で表している御仏がほとんどなのですが、この葛井寺の御仏はちゃんと(?)千手をお持ちなのです。
大小合わせると正確にはなんと1041本、千手より多く、千本以上の手を持つ千手観音像はこの十一面千手千眼観世音菩薩坐像しかないのだそうです。
合掌されている御手を中心に伸びている千手の細かさ、十一面、御顔はほれぼれするほど美しく、すべてのフォルムの見事さに圧倒されました。
博物館で拝見して、やはり御仏とは、博物館の展示ではなく御寺で是非是非お会いしたいと強く思いました。
とはいえ、都内にあるわけでもないので、どの御仏にも早々ご対面させていただくわけにもいきません。
18日大阪行きの日に、御開帳。なんという仏様のお導きでしょうか。これを行かずしてなんとしようと思って出かけた次第です。
さすがに、月1回の御開帳ですから、たくさんの方が御参拝されていらっしゃいましたが、それでも5分ほど御仏の前に座って、しっかりと拝ませていただきました。
博物館の方がよくみることはできたのですが、やはり葛井寺の中にいらっしゃる御仏は荘厳、心に浸みるものでした。
「やはり野に置け蓮華草」と一緒にしてはなんですが、やはりお寺にいらしてこそ御仏のありがたみはあるような気がしました。
単に仏像好きなだけなのですが、今回お寺でお会いした時に、御仏の心を感じた気がしたのは、思い過ぎでしょうか。(笑)
是非、お出かけいただきたいですね。 新大阪から地下鉄御堂筋線で天王寺、天王寺から近鉄で藤井寺駅まで約50分、駅から徒歩5分ほどのところに葛井寺(ふじいでら)はあります。
毎月18日と8月9日千日まいりの時に御開帳されます。

大阪の学校やさかい~

大阪校のシナリオ作家養成講座は、金曜日夜と土曜日昼の2日間で行われます。
ついつい大阪人は、みんな吉本新喜劇ぽいのかと思いがちなのですが、みんなプロを目指して真面目に受講されています。当たり前ですね。(失礼!)
大阪生の皆さんは、デビューする際は東京への交通費分ハンデはありますが、幸いなことに今は出かけなくてもなんでもやりとりできる時代になり、わざわざ出かけることも少なくなりました。
過日、某社で、札幌本社と東京支社とのテレビ会議に同席して、打ち合わせを何回かさせていただき、実に便利なものだと思いました。
外資で働いている友人は日常茶飯事のようですが、シナリオを描くというアナログなところにいる私としては、驚きの連続でした。(笑)
創作そのものはアナログ、ものを創る楽しさと利便性は相反するところですが、便利になるべきところは便利になるにこしたことはありませんね。
お蔭さまで大阪との距離感は、今はもうとっても短くなりました。

2018年サマーセミナーは、7月15・16日2日間の1日完結でおこないます。全国津々浦々からシナリオ同人が集まり、熱いバトルを交わします。
大阪勢のみならずお互い切磋琢磨していいライターになりましょう。

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