展覧会
シナリオ・センター代表の小林です。不安定な天候の毎日のせいか、いまいち気持ちがさっぱりしないので、美術館巡りをすることにしました。
国立近代美術館で「横山大観展」、国立新美術館で「太平洋展」を、朝から観にでかけました。
私の美術館巡りは、美術に造詣が深いわけでも教養があるわけでもないので、自分が好きだと思うものを好きなように見るというスタイルです。
横山大観展は、なかなかの人でした。私は、有名な夜桜や紅葉よりも、どちらかというと朦朧体(ひどいネーミングだと思うのですが)といわれる没線描法といわれるもやっとした絵画が好きです。
なので、混みあっているところは横目で見ながら、自分の好きなものだけをみてきました。
日本一長い「生々流転」という重要文化財も展示されており、それは見事でしたが、人が大勢でゆっくり見ることができませんでした。
その後国立新美術館へ「太平洋展」を観に行きました。
こちらは120年もの歴史にある太平洋美術会が主催する展覧会で、シナリオ・センター作家集団に会の重鎮大井浄さんがいらしていて、いつもご招待してくださるのです。ありがとうございます。
大井さんの版画は、いつもドラマが感じられ、やはりシナリオを学んでくださっているからだと思うのですが・・・。
私が好きな絵画は、ドラマを感じられるものが多いかも知れません。
ドイツ文学者の中野京子さんの絵画の見方なども面白くわかり易い解説で好きですが、人それぞれの見方感じ方で楽しめばいいのかなあと思っています。
センターつながり
感じ方は皆それぞれです。6月9日から内館牧子さん原作の映画「終わった人」が公開されます。
定年後のおじさん(失礼!)を「終わった人」とみるか、「終わった人」であるかないかは御本人も含めそれぞれですが(笑)、内館さんの「終わった人」の切り口をお楽しみください。
6月12日、ミソ帳倶楽部で「終わった人」のプロデューサー近藤正岳さんにお話しをお伺いします。
あの鈴木光司さんのホラー「リング」の監督中田秀夫監督が、原作にほれ込んで映画化。
近藤プロデューサーは企画を出された時にどう受け止めて、どのように練り上げていったのか、内館さんの原作だからこそ脚本化のむずかしさは並大抵ではなかったのでは、原作はシリアスだけれどコメディにしたわけは・・・様々な角度からプロデューサーにとって魅力的な企画、魅力的な脚本とはどういうものかお訊きしたいと思います。
しかも、スペシャルゲストに「あぶない刑事」でタッグを組んでいらっしゃる柏原寛司さんがお越しくださいます。
近藤プロデューサー、舘ひろしさんとは「あぶデカ」つながりで、内館さんとはセンターつながりで、スペシャルゲストというより名MCとしてセンターの後輩のために、近藤プロデューサーにどんな新人が欲しいか、プロデューサーとのやりとりの極意など私たちが聴きたい核心に迫ってくださるそうですよ。 (笑)
ありがたいことです。聴き逃すわけにはいきません。柏原さんいつもありがとう!!
監督は、センター出身小説家鈴木光司さんの「リング」を監督されているし、近藤プロデューサー制作の映画「スペーストラベラーズ」の脚本は岡田惠和さんだし、色々なところでセンターが繫がっていますね。
というわけで、センター色濃く(笑)、バッチリ楽しくお話をお伺いしたいと思います。
お早めにお申し込みください。