覚悟はいいか そこのライター!?
シナリオ・センター代表の小林です。昨日の曇り空から一転青空、今の時期は変化が激しくて困りものです。
風邪ひきさんや体調不良の方も増えていく季節に、関西の大地震は弱り目に祟り目のようで、どうにか元気が出ることを考えていきたいです。
色々なことを思うと、ついつい気持ちは下向きになりますが、こういう時こそ前を向いてやる気を出さなくっちゃいけないですよね。
無理してでも、ちょっとだけも、頑張ってみましょう。
頑張っていらっいらっしゃる方をご紹介します。
昨日、出身ライターの李正姫さんが、ポスターを持って寄ってくださいました。
李さんは「科捜研の女」で視聴者の選ぶナンバー1脚本に選ばれるほど、どちらかという硬めのドラマを書かれていらっしゃることが多いのですが、今回は李さん自身も初めてというイケメン男優主役のキラキラ青春ドラマを手掛けられ、しかもテレビドラマと映画を同時に描かれるというすごさ。
「覚悟はいいか そこの女子」(映画・テレビドラマ化)
10月12日の映画公開に先立って、なんとテレビドラマでも放映するという、ちょっと画期的な仕組みなのですが、李さんは映画、テレビドラマとも脚本を描かれました。
今大人気の若手男優中川大志さんを中心に、健太郎、甲斐翔真、若村時英さんら若手人気男優勢ぞろいです。
李さんは、初めての青春ものでしたけれど、とても楽しく作れたと楽しげにお話してくださいました。
若手男優さんたちは、まじめながんばり屋さんなんだそうですよ。
テレビは、6月26日から毎週火曜日深夜1:35TBSドラマイズム枠で連続5回の放映です。(MBS枠は6月24日日曜日深夜から)
とってもイケメンの男優さんたちが繰り広げるヘタレ男子の青春をお楽しみください。
風を切って走る
こちらも映画になってほしいです。
出身ライター土橋章宏さんの小説「スマイリング」の2巻目がでました。
「眠り姫のロード スマイリング2」(中公文庫刊)
第1作の「スマイリング 岩熊自転車 関口俊太」ではツール・ド・函館が舞台でした。
今回は「ツール・ド・しまなみ」しまなみ海道が舞台の中学生3人組と眠り姫、笑顔を失った美人コーチとのお話です。
1作目の函館を舞台にしたお話は、函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞を受賞したシナリオを小説化されたものですから、もちろん映画化にむいていないはずはありません。
2作目も、映画化に向けてシナリオにしても全くおかしくない。しまなみ海道の美しい海と青空と緑の中を走り抜ける自転車、もう想像しただけで、目の前に景色が広がります。
映像になったものを見てみたいものです。 気持ちのいい映像になるのだろうなあ。
この「スマイリング」は、「弱虫ペダル」の秋田書店が新たなロードバイクストーリーとして漫画化されており、第2弾は明日発売です。
土橋さんの活躍ぶりはとどまるところを知らない、まるでロードレースのように風切って走っています。
小説「引っ越し大名三千里」が星野源さん主役で映画化が決定。
7月期連続ドラマ「インベスターZ」(7/13放映・テレビ東京)の脚本も執筆され、小説と脚本の二刀流で、どこまでも鮮やかに斬って斬って斬りまくっている土橋さん、ますます磨きがかかって、今期のドラマも楽しみです。
李さんのテレビと映画の二刀流、土橋さんの小説と脚本の二刀流。
シナリオの基本ができれば、夢ではないのです。明日に向かって走りましょう。