第18回テレビ朝日新人シナリオ大賞の映画部門で優秀賞を受賞した川瀬太朗さん(作家集団ご所属)。
【テレビドラマ部門】【配信ドラマ部門】【映画部門】の全3部門で応募総数は1414篇(内訳:テレビドラマ部門:742通/配信ドラマ部門:361通/映画部門:311通)。
311本の中から見事、『ハッチ&ハイク』という作品で優秀賞に選ばれた川瀬さんに受賞のコメントをいただきました。受賞の感想だけでなく、
■映画部門に応募したキッカケや理由。また映画部門だからこそ意識したことはあるのか
■今回の受賞に結びついた川瀬さんの習慣
--といったことも、お答えいただいています。
脚本コンクールで賞をとるための“秘訣”が詰まっています!ぜひご覧ください。
第18回テレビ朝日新人シナリオ大賞・映画部門・優秀賞受賞 川瀬太朗さん:
「これからも共に、“書き続ける旅”を続けていきましょう!」
-Q まずは受賞のご感想を!
〇川瀬さん:大変光栄に思っています。シナリオセンターの講師の方々、特にご指導いただきました原田先生、浅田先生、岩村先生、またスタッフの方々には心からお礼を申し上げたいと思います。
受賞前と受賞後で、何か変化したことは…、まだ実感がない、というのが本音です。
-Q 映画部門に応募したキッカケや理由があれば教えてください。また、映画部門だからこそ意識したことはありましたか?
〇川瀬さん:僕個人としては、『テレビドラマは心情変化で魅せるもの、映画は画で魅せるもの』と考えています。
受賞した『ハッチ&ハイク』は、前半の車窓の風景、後半のカーアクション、など意識的に画的に魅力のあるシーンを作りました。その点を注目してほしいという意図があり、映画部門を選びました。
加えて言うと、高速道路の上でのカーアクションのシーンは、予算やコンプラインスの面から、テレビドラマには不向きだろう、という配慮もあり、テレビドラマ部門を避けたのもあります。
ただ今回、審査員の先生方からコメントをいただいた際の印象としては、部門というものは、あまり気にされていないようでした。応募する方は気楽に考えていいのではないかと思います。
※「なぜ部門はあまり気にしなくていいのか」はこちらのブログ【第18回テレビ朝日新人シナリオ大賞からみる②「映画・テレビドラマ・配信ドラマの部門について」】をご覧ください。
-Q コンクールでの受賞を目指している方々に向けてメッセージをお願いいたします
〇川瀬さん:シナリオセンターで培った、「コツコツと書き続ける習慣」が、今回の受賞に結びついたと思っています。
今回受賞した『ハッチ&ハイク』も、20枚シナリオの課題を少しずつ書き加えて、完成させたものです。
私自身も今後も、シナリオコンクールへの応募を続けるつもりですので、これからも共に、“書き続ける旅”を続けていきましょう。
↑「駅前の喫茶店で出勤前に過ごす時間が、貴重な創作時間です!」(川瀬さん)
※第18回テレビ朝日新人シナリオ大賞についてはこちらのブログ【第18回テレビ朝日新人シナリオ大賞にみる①「脚本コンクールで賞をとるには」】をご覧ください。