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しゃれおつなお店や人々が行きかう街、表参道。そこで働くシナリオ・センタースタッフの見たもの触れたものをご紹介します。

出身ライター李正姫さん/『 覚悟はいいかそこの女子。 』テレビドラマ&映画の脚本をご担当

10月12日(金)から、映画『覚悟はいいかそこの女子。』(主演:中川大志)が全国公開されます。

それに先駆けて、TBSでは毎週火曜日の25:28から(初回6月26日)、MBSでは毎週日曜日の24:50から(初回6月24日)、連続テレビドラマ『覚悟はいいかそこの女子。』(主演、映画と同じ)が放送。

原作は椎葉ナナさんの同名マンガ(集英社マーガレットコミックス刊)。

そして、脚本を担当されたのは、シナリオ・センター出身ライターの李 正姫さんです!

李さんは今回、テレビドラマと映画、両方の脚本をご担当されています。
テレビドラマ版と映画版、どんな“違い”があるのでしょうか?
同じ作品で、テレビドラマと映画の両方の脚本を担当するとき、どんな風に書いていくのでしょうか?
気になりますよね。

そういった疑問も含めて、テレビドラマ版と映画版それぞれの『覚悟はいいかそこの女子。』について、見どころなどを李さんにお聞きしました!コメントをご紹介いたします。

 

Qテレビドラマ版と映画版、それぞれの見どころを教えてください

〇李さん:テレビ版は10月12日全国公開の映画版のエピソードゼロと言える、原作では描かれていないオリジナルストーリーとなっています。

主人公たちが、映画が始まる前、どんな日々を過ごしていたのか、想像をしながら全5話を書かせていただきました。

まずはドラマ版で愛すべきヘタレ男子な登場人物たちをご覧いただき、それから劇場にお運びいただけましたら、と。

テレビ版でも、映画版でも一番に描きたいと思ったのは、恋することで成長する男子の姿です。

ヘタレだった男子たちが誰かを好きになって、そして変わっていく姿は本当に可愛くて、キラキラしていて、そして美しいです!

Qご執筆中に思い出に残るエピソードがございましたら教えてください

〇李さん:まずは最初に映画版を準備稿にしてから、エピソードゼロとなるドラマ版の執筆に取り掛かったのですが、そのおかげで登場人物たちのキャラをさらに深く考え直すチャンスをいただいた気がします。

普通はなかなか、そういう形で登場人物たちと関わっていけるチャンスはないですし。

スケジュール的にも非常にきつかったのですが、登場人物たちがどんどん膨らんでいく感じが楽しくて、執筆に詰まるようなことはありませんでした。

※You Tube
東映映画チャンネル
覚悟はいいかそこの女子。予告編
※映画の予告です↓

Q同じ作品のテレビドラマ版と映画版の両方の脚本をご担当されて、いかがでしたか?

〇李さん:ドラマ版は完全オリジナルなので、原作ベースの映画版とどう、リンクさせていくかという点で悩みました。

視聴者の方々に映画とドラマでは全くの別物、という印象を持たれないようにトーン&マナーだったりを意識しつつ、さらにドラマならではのキャラクターの掘り下げを行いました。

ドラマ版を楽しんでいただいた視聴者の方に、映画版を見たらなんか違う、と思われてしまうことのないように、そこはかなり意識して書きました。

Qシナリオ・センターの“後輩”にひとこと、お願いいたします!

〇李さん:私の場合、「来た球はどんな球でも打ち返す」の精神で仕事をしていたら、ホームドラマ、サスペンス、時代劇、そして今回のラブコメと、いつの間にか様々なジャンルの仕事に携わることになっていました。

自分にはこれしか書けない、こういうジャンルは嫌い、と思い込まずに、いろいろなものを見たり読んだりして、来るべきチャンスに備えてみてはいかがでしょうか?

どんなジャンルのドラマであっても、そこには絶対に感動や面白さが必要で、そして自分の書きたいことを盛り込むことができるんです。

エンタメ業界を取り巻く状況は決して明るい事ばかりではありませんが、でも、私も頑張りますので、皆さんも一緒に頑張りましょう!

※『覚悟はいいかそこの女子。』テレビドラマ&映画情報
――非リア充のヘタレ男子たちは、彼女をゲットできるのか――!?
テレビドラマでは、全5話の各話ごとにゲストが登場。主人公を始めとするヘタレ男子達が、学園中で巻き起こる様々な恋に巻き込まれていく。詳細はこちらをご覧ください。
映画は2018年10月12日(金)から全国公開!詳細はこちらをご覧ください。

※そのほか脚本家・小説家・映画監督の出身生コメントはこちらから。
シナリオ・センター出身の脚本家・小説家・映画監督の方々のコメント記事一覧『脚本家・小説家コメント記事一覧/脚本や小説を書くとは』をぜひご覧ください。

 

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