映画『 虹色デイズ 』が2018年7月6日(金)に全国公開!
2018年7月6日(金)に全国公開される映画『虹色デイズ』。
同作は、性格も趣味もバラバラな男子高校生4人の友情と恋を描いた青春ドラマ。
ピュアで元気な愛されキャラのなっちゃん、チャラくて女好きなまっつん、物静かで超マイペースな秀才つよぽん、いつも笑顔だけど実はドSな恵ちゃん。いつも4人で楽しく毎日を過ごしていたが、恋に奥手ななっちゃんが同級生の杏奈に片思いしたことから、彼らの日常が少しずつ変わりはじめる。
原作は水野美波さんの同名漫画(集英社マーガレットコミックス刊)。
監督は『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』などを手掛けた飯塚健さん。
脚本は、監督の飯塚さんとともに、『君に届け』などを手掛けた出身ライターの根津理香さんが担当されています。
映画『虹色デイズ』に関する根津さんのインタビュー記事が『月刊シナリオ教室』(2018年8月号/7月末発行)に掲載予定ですが、それに先駆けて、「原作の漫画をどのように脚色したのか」「1つの作品をどんな風に監督とともに書いていったのか」など、質問させていただきました!
プロの脚本家になりたいかたは是非、根津さんのコメントを参考にしてみてください。
Q映画『虹色デイズ』の見どころを教えてください
〇根津さん:本作は男子高校生4人を中心とした恋と友情を描いた青春物語です。
十代ならではのキラキラとモヤモヤを存分に楽しんでいただけると思います。
特に男子達のテンポのよい掛け合いは見どころの1つです。監督の書く台詞は生き生きとしていますので、勉強になりますよ。
それから、スタッフさんが頑張ってくださって、劇中に登場する小道具やセットにタイトルにちなんだ『虹色』が随所に登場しますから、探してみてください。
監督の「楽しんで作って楽しんでもらおう」という想いが溢れた、遊び心満載の映画になっています。
Q「ココは外せなかった!」というシーンはありますか?
〇根津さん:ハンドクリームですね。これだけ聞くと意味不明だと思いますけど……。
女子特有の距離感を女性視点で表現したくて、仲良しの女子同士が1つのハンドクリームを使うシーンを書きました。
実はこれ、本当は関係性が変化する前と後で2つセットのシーンだったのですが、残念ながら1つだけになってしまって。
それでも残してもらえて良かったと思っています。
※You Tube
松竹チャンネル/SHOCHIKUch
映画『虹色デイズ』予告編
Q「執筆中にこんなことが!」というエピソードはありますか?
〇根津さん:クライマックスの直し作業ですね。
撮影がスタートしてから「クライマックスをもっと面白くしたい」と提案がありました。
監督が1人で書き直すこともできたはずなのに「冷静と情熱の間」のような作業がしたいと言ってくれたことが、とても嬉しかったです。それで急遽、足利のロケ現場を見学した際に短い時間で打ち合わせをして。
帰りの電車内で私が書き直し、それをメールで受け取った監督がまた書き直すという(笑)
最後まで参加できたことが嬉しかったですし、直したことによって決定稿よりも胸に響く告白シーンになったと思います。
Q原作があるとはいえ、登場人物のキャラクターを出すために、何か気をつけたことはありますか?
〇根津さん:当たり前ですが、キャラクターの基本となる価値観を主軸に台詞を書くように心がけました。
例えば、どんなことが好きで嫌いか。
本作に登場するこじらせ系女子のまりは、友達の杏奈が大好き。それを横取りする奴(特に男子)は大嫌い。
だから初登場シーンは、杏奈にハンカチを変えそうとやって来た夏樹を教室に入れず、「杏奈ならいないけど」と明らかにいるのに嘘をつく。といった感じです。
漫画を実写にする場合、全てを原作通りに表現できないこともあります。
けれど表現方法は違っても、キャラの価値観は死守!と心がけています。
Qシナリオ・センターの“後輩”にひとことお願いいたします。
〇根津さん:私は「ありがとう」より「すみません」が先に出てしまうようなネガティブな人間です。
けれど監督もプロデューサーもポジティブな方で「楽しみましょう」と言ってくださって、思い切って飛び込んだらスクリーンに自分の名前が出ました。
書いてる時は辛いこともあると思います。続けることは始めることよりずっと大変です。
でも、どうせ同じ時間を生きるなら「楽しみましょう」
※映画『虹色デイズ』情報
映画『虹色デイズ』公式サイトはこちらをご覧ください。
映画『虹色デイズ』公式サイト内のインスタグラムはこちらからご覧ください。
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