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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

口出し無用

昨年の鎌倉子どもシナリオ・映画教室

朦朧の毎日

シナリオ・センター代表の小林です。今日は朦朧としながら出社された方も多いのではと思います。(笑)  私は毎日3時頃就寝なので、3時スタートにそんなプレッシャーはなかったのですが、それでもさすがに3時間睡眠ではちょっと眠い今です。(笑)
ベルギー対日本戦、とてもとても残念でしたが、喜びと悔しさが合混ぜになるこれこそ勝負だなあといういい試合でした。
もちろん勝ったら大喜びですが、スペインやアルゼンチンなどの強豪だって負けるんだからしかたがありません。
W杯のベスト8も楽しみではありますが、ちょっとモチベーションは下がっちゃいました。お国が愛国心を持てなどいわなくたって、こういうときは自然とでてくるもんですよね。
昨日からはウインブルドンが始まりました。
大好きなテニスですから、更にヒートアップして私の睡眠時間はまたまた激減します。(笑)
運動音痴の私は、素晴らしい技術を持っているアスリートに感動し、イメージだけはアスリート。錦織スタイルを真似しています。(笑)

プロの黒子でありたい

気がついたら、7月になっていました。もう半分終わっちゃたんですね、2018年。
夏休みの計画は立てられましたか。シナリオ・センターの夏休みは8月ですが、夏の最大イベントはサマーセミナー。暑い中朝から晩まで12時間ほぼほぼ休みなしですから、参加される方は、体力をつけておいでください。

私たちはサマーセミナーが終わると恒例の子どものシナリオ教室に鎌倉へ出向きます。
「鎌倉川喜多映画記念館 子供のシナリオ映画教室」
7月31日・8月1日の両日で行い、月末の26日土曜日に上映会を行います。
毎年もたくさんの応募があり、抽選になってしまうそうです。

1日目はシナリオ作り。 キャラクター作りから始めます。
キャラクター作りこそがシナリオの肝だということをしっかりと体得してもらうと、面白いシナリオをみんな書きます。
子どもと思って侮ることなかれ、むしろ大人よりも世の中に縛られていない分、発想は豊かで、こちらが思ってもみない視点で描いたります。
小学校4年生・5年生が中心なのですが、この年頃は、男の子の方がシャイで女の子に圧倒されてしまう傾向がありますが。
このまま女性上位で行ったら世の中もよくなるのになんて思ったりしてしまいます。(笑)
シナリオ作りが終わり、撮影シナリオが決まると役作り。監督、助監督、音声、撮影、照明のスタッフとキャストを決めて1日目終了。
2日目は、撮影です。大人は付き添いはしますが、口は出しません。
熱中症にならないように、虫に刺されないようにとかの目配りだけします。
子どもたちがスタッフもキャストも相談しながら主体的に動きます。
このシナリオ教室で一番大事なのは、大人がどれだけ口を出さないかです。
大人の常識を押しつけないことです。
大人はついつい口を出します。道徳的なこといったりします。あれダメこれダメの禁止言葉がでてしまします。
すべての垣根を取っ払って、子供自身が自分の頭で考え、自分の心で想うようにしなくては、創作は成り立ちません。
この夏の1日は、子供たちが自分たちで考え、チームを作りながら、子供だけで映画を創る素敵な1日なのです。
今年で9回目。1回目にいらした小学2年生のお子さんももう高校生ですって。来年10回目は同窓会でも開いて、子供たちの成長をみてみたいものです。

シナリオ・センターのスタッフは、子供教室に限らず、どこでもいつでも黒子なのですが、ですぎず、必要なことだけ手を貸す歌舞伎の黒子のように、プロの黒子になりたいといつも思っています。
黒子として、センターのスタッフがきちんと機能しているか、どうぞチェックしてくださいね。

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