第38回城戸賞で『らくだの行水』が準入賞した蓑和京子さん(シナリオ・センター本科修了)の受賞者インタビューが、「シナリオ教室」6月号に掲載されています。皆さんの創作のヒントになるように、その一部を抜粋してお届けします。
城戸賞に応募するきっかけは?
「本科を修了してからは、研修科に行く予定でしたが、躊躇してる間に月日が経っていて・・・その間にコンクールに出したりもしましたが、落ちたものを手直ししてという程度で、新作はほとんど書いていませんでした。(中略)今回は『こういう話が書きたい!』というネタに出会え、それに引き込まれるようにストーリーが膨らんできました。
発想されてから初稿を書くまで
2時間ものは始めて書いたので、ハコ作りもちゃんとやったことないんですが……今までのやり方でいうと、できる限り頭の中でストーリーやアイデアを考えます。〆切が近づくとそれをまとめる方にシフトして、頭を整理するためにA4サイズのノートに流れを書きだします。そこに伏線になることとか、気になるセリフなどは、ここでこう言わせる、とか書いて、全体を把握します。(中略)
後輩へのアドバイス
私の場合、人に読んでもらうのが特に勉強になりました。嬉しい感想、耳をふさぎたくなる感想もあるかと思いますが、そこからは『この描き方だとこうとらえる人がいる』とわかります。公表されている受賞作とその講評を読むのも、審査員の方がどこに注目しているか判るかと思います。“審査員の求めるものを書く”ということではなく、相手の気持ちがわかれば、“自分の伝えたいことを伝えたいように伝える技術”が前より上がるのではないでしょうか。
蓑和さんのインタビューと『らくだの行水』(第38回「城戸賞」準入賞)は、「シナリオ教室」6月号で読むことができます。
城戸賞を狙うなら…
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