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小説家になるには?シナリオの技術でホントに小説、書けますか?

シナリオの技術で書く小説講座

小説家としても活躍する柏田講師にインタビュー

小説家になるには?
シナリオの技術を、小説に活かす!

小説家になるには?という素朴な疑問については、『シナリオの技術で書く小説講座』を担当する柏田講師(小説「疾風独楽-つむじ風お駒事件帖」「水に映る-江戸水景夜話」「桃鬼城伝奇」(歴史群像大賞受賞)、「二万三千日の幽霊」(オール読物新人賞受賞)他、著)に、シナリオの技術が小説を書く上でどのように役に立つのかを、シナリオ・センターの新井がお話をお伺いしました。

小説家の湊かなえさんは「柱」を立てるそうです

新井
「シナリオの技術を活かす小説講座」は、「シナリオの技術を~」ということですが、シナリオを書いたことのない、一般の小説家志望の方にとってはどうなのでしょうか?

柏田
もちろん、役に立つし、話についてこれないってことは、ないと思いますよ。
むしろ、構成はもちろん、キャラクターの描き方とか、魅力的なセリフの書き方だとか、いままでの小説講座ではあまり扱えなかった部分を、シナリオ・センターのノウハウであれば、具体的に説明できます。

それに、シナリオ・センターで取り組んでいる“一億人のシナリオ。”のキッズシナリオでは、小学2年生からシナリオを書けるわけだし、あまり、シナリオ書いたことないっていうことに、不安になる必要はないと思います。

それよりも、「小説書けるようにしてくれ!」って気持ちで来てほしい。(笑)

新井
キャラクターの描き方、セリフの機能、構成について、など、シナリオ・センターの「シナリオ8週間講座」や「シナリオ作家養成講座」 で扱われる部分ですね。

柏田
ここらへんのシナリオの技術が、どれだけ信頼できるかは、シナリオ・センターの出身ライターの活躍を見てもらえば、もう。(笑)今クールのテレビドラマだけでも、多くの枠がシナリオ・センターの出身ライターです。シナリオの公募コンクールもほとんどシナリオ・センターの生徒さんですから。
>>出身ライターの活躍について、詳しくはこちらから

新井
確かに、綾瀬はるかさん主演の「八重の桜」の脚本家、山本むつみさんも出身ライターですしね。でも、シナリオと小説はやっぱり違うと思われる方も多いと思います。

柏田
そうね。たしかに、小説で地の文というわれるところは、シナリオではト書です。ト書はなるべくシンプルに、映像として見えるものだけしか書かないというのが原則です。ですから、どう地の文を書くかというのは、文章力になってきます。
新井 一番の違いは、そこですよね。

柏田
なので、芥川賞とか、純文学を書きたいということであれば、ちょっと難しいかな。けど、ほとんどの方は、中間小説やライトノベルをはじめとしたエンタテイメント系の小説を書きたいのではないかな。エンタテイメント系なら、シナリオ的な手法でアプローチすることで、面白い小説が書けるんです。

新井
なるほど~ここのところ、ライターズバンクにコンスタントに依頼がくるネット系の小説なども、シナリオっぽいですよね。

柏田
今のネット系の小説は、セリフが多用されて、飾った文よりも簡潔な文のほうが好まれていますね。かなりシナリオに近いです。

新井
エンタテイメント小説の業界についてはどうですか?

柏田
ジャンルとして需要のあるのは、ミステリー、ホラー、ファンタジー系ですね。ファンタジー系でもロープレ(ロールプレイングゲーム)っぽい学園ものファンタジーは、根強い人気があります。ラブストーリーは、もう流行り廃りなく、普遍的に需要はあると思います。ただ、普通の恋愛もの、というのだけではなかなか採用されないと思います。

新井
柏田先生がお強い、時代ものはどうですか?

柏田
時代劇も需要はありますよ。だた、素養がないと書けない分野です。

新井
エンタテイメント小説と一口で言っても、様々なジャンルがあるわけですけど、シナリオの技術を使えば、今おっしゃっていたエンタテイメント小説が書けるというわけですね。

柏田
もちろん簡単ではないですけど・・・
小説書きたいけど、どう書けばいいのか取っ掛かりが掴めないでいる方とか、シナリオは書けるけど小説となるとなかなか・・・という方には、是非受講してもらいたいですね。
先日(2013年4/22(月))放送されたTBS月曜ゴールデンの「猫弁と透明人間」の原作・脚本を執筆された大山淳子さんは、シナリオ・センターでシナリオを学んで、いまでは小説家として活躍しています。

新井
シナリオの技術には、たくさん小説を書くためのヒントがあるということですね。
逆に、小説志望の方で、シナリオを学んだ経験のない方は、シナリオ・センターの基礎講座を受けるのも、効果的だということですね。

柏田
そうね。小説「告白」の作者、湊かなえさんと雑誌で対談させていただいた時に、小説を書く時、今でもシナリオの技術を使っているという話をされてました。読者を飽きさせずに引っ張っていく、あの構成のうまさは、柱で区切ってシーンを展開させているからなんですね。びっくりしました。

新井
確かに、湊かなえさんのデビューはシナリオライターですよね。そこらへんの詳しい話は、「月刊シナリオ教室」12年4月号(12年3月28日発売)と「超短編シナリオを書いて小説とシナリオをものにする本」の中で、是非読んでいただきたいですね。最後に、小説を書きたい、書いてみたい と思っている方にメッセージをお願いします。

柏田
えぇ~実は、小説を書いてみたい、と思われている方がたくさんいるのではないかと思います。
どういうところからとりかかればいいのか、行き詰ったときはどうしたらいいのか、そういう疑問にもお答えできるような講座です。もちろん、シナリオについては、まったく知らないという方でもわかるように話をします。皆さんと楽しみながら講座を進めていきたいと思います。

新井
今日は、ありがとうございました。

シナリオの技術を小説に活かす講座

シナリオ・センターのアドバンス講座では、業界からのニーズに合わせて様々なジャンルの講座を実施しています。シナリオ・センターの受講生はもちろん、一般の方も受講して頂けます。

小説家になりたい!という方は、『シナリオの技術で書く小説講座』について、詳しくはこちらから

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TEL 03-3407-6936
営業日時(日祝休)
月曜日〜金曜日 10:00〜20:30
※土曜日は19:30まで

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