台風
シナリオ・センター代表の小林です。急に涼しくなった東京ですが、台風が接近しており隅田川の花火大会順延となりました。
今日の天気予報では、台風の影響で、中国四国地方、あの大雨の災害地にもまた大雨とか、一体どこまで傷つければいいのでしょうか。
被災地の方々のお気持ちは如何ばかりかと。
政府は、一刻も早く、二次災害にならないよう、身体を壊されないよう、速やかに元の生活にもどれるよう、国を挙げて援助してほしいものです。
イージス艦1隻分、災害地へつぎ込んでください。東北だって、熊本だってまだまだなんですから。
明日土曜日は、大型台風が接近するらしいので、交通の影響など状況によっては、シナリオ・センターも休講となるかもしれません。
ホームページでご連絡しますので、ホームページをご覧いただければと思います。くれぐれもお気をつけください。
子どもの健康を
沖縄・球美の里から今年もお知らせが届きました。東日本大震災で皆様から頂いた義援金の一部を寄付させていただいたところです。
NPO法人沖縄球美の里というのは、2012年、フォトジャーナリストの広河隆一さんが始められた久米島にある通年で利用できる福島の子どもたちの保養施設です。
福島の原発事故の後、国の安全基準値はどんどん高くなり20msvまで居住できる、健康にも問題がないとなっていますが、チェルノブイリの基準値よりも高く、どこまで安全なのか、本当のところはよくわかりません。
広河さんは、年数回保養させる(放射能のない土地で過ごす)ことで尿中セシウムが減るということでチェルノブイリで続けている保養システムを知り、沖縄久米島にその施設を創り、2012年から福島の子どもたちを年間10回以上招いてきました。
福島の子どもたちは、毎回この球美の里の前後に尿中セシウムの検査を行いますが、ここで過ごした後は、セシウム量は下がるのだそうです。
きれいなところで身体中のデトックスをするということですね。
このNPO法人沖縄・球美の里は、主に寄付で賄われているので、多くの方にこの存在を知っていただきたいと東京・新宿で「沖縄・球美の里写真展」が開催されます。
広河さんが、子どもたちが海や山で施設内の自然の中でゆったり過ごしている姿を撮られています。
また、子どもたちが描いた絵も展示しています。
7月31日~8月5日 10:00~18:00 エコギャラリー新宿(新宿中央公園内 新宿区立区民ギャラリー)
東日本大震災から7年経ちましたが、いまだに復興はわずかに進んでいるだけです。
特に福島は、なにも解決されていません。甲状腺検査も中止の声があがっていたりします。
子どもたちの健全な成長を願って、少しでもできることをしていければと思っています。
広河さんは、フォトジャーナリストとして、50年前、中東から始まり、チェルノブイリ、コンゴ、東北被災地、福島などで多くの命と向きあっていらしたフォトジャーナリストです。
命を50年以上見つめ続けていらしたからこそ、命を守るために「知る権利」を主張されています。
広河さんは「人々が知る権利を持っているのは、すべての人間に「生きる権利」もっと言えば「健康で幸せに生きる権利」が備わっているからです。人間が本当に守らなければならないものがわかれば、権力と戦っても、身体を張ってでも伝える気概が自然と生まれるものです」とおっしゃっています。
人はすべて違うのですから、様々な見解はあるでしょう。
まず、色々なことを知らなくてはなりません。嘘はいけません。(笑)
色々な人の声に耳を傾け、 その上で、それぞれのやり方でそれぞれの想いを形にして伝えていくことが大切なのだと思います。
シナリオ・センターは、シナリオを描くことで、他人(ひと)を想い、自分で考えたことを自分の言葉で伝えてほしいと思っています。