対象者の本質を浮彫にする採用試験
採用試験で学生が書いたシナリオから、学生本来の考え方、人柄が見えてきます。そのため、就職試験対策によって見えにくくなってしまった、目の前の学生が自社にとって戦力になれるのかどうか判断することができるようになります。
しかもシナリオによる採用試験は、学生はSPIや面接試験のように対策をすることができません。学生本来の姿を、シナリオから浮き彫りにすることができます。
新卒の採用試験に使ってみたら面白いかもしれないと思われた人事部の方、お気軽にご連絡ください。
あの藤原和博さんも驚いた!
>>藤原和博「人間の素の姿がでてきちゃうユニークな採用試験」
なぜシナリオだと、学生本来の姿を引き出せるのか?
「面接」や「集団討論」を実施しても、なかなか学生本来の姿は見えてきません。なのに、なぜシナリオだとそれができるのでしょうか。理由は簡単です。
「面接」などでは「御社は~」とか「わたくしは~」など、かしこまったしゃべり方をします。普段とはまったく異なる姿です。ですがシナリオの中では、10歳の健太くんの親戚のお兄ちゃん、お姉ちゃんという設定の中に身を置きます。10歳の男の子に「わたくしは~」とは言いません。「僕はね」とか「おねぇちゃんはね」とか“素”の姿になります。
健太君は、例えば「学校の勉強なんて意味がないじゃない」「大学は友達と遊ぶとこなんでしょ?」「働くって社会の歯車になるの?」「忙しいと彼(彼女)と会えないじゃん」等々、質問を無邪気にしてきます。
この質問に学生は、シナリオの中で応えていきます。書く時間は、たった25分。じっくり考えている暇はありません。だからこそ、普段からどんなことを考えているか、どんなことを大切にしてきたかが浮き上がってきます。
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シナリオから分析できる、考え方の柱
シナリオに書かれているのは、子どもと学生の単なるやりとりではありません。同じ設定、同じ質問にも学生それぞれの考え方がでてきます。
シナリオから、どう分析すればいいのかというと、これも慣れれば簡単です。それぞれの質問の応えの中に、学生の考え方の“柱”になっているものが見えてきます。例えば、人との関係の中でどんな役割を担うのかを大切にしている学生、自分が行動することで人が喜んでくれることを大切にしている学生、自分の一生懸命を大切にしている学生などなど……
採用試験を担当している人事の方であれば、“柱”を見つけることができます。学生の“柱”となっているものが見つかると、自社に合っていそうか、どの部署に合っていそうかまで見えてきます。
採用試験のどの時点で使えるのか?
シナリオによる採用試験は、採用試験の初期の段階でも、最終試験の段階でも使えます。
㈱コプラス様で実施した採用試験では、最終試験に実施しました。
対象:最終面接まで残った新卒6名
ねらい:就職試験対策によって見えにくくなった、学生本来の考え方、人柄を知る
「シナリオから、履歴書やテストからは分からない応募者の志向性を読み取れるのが大変新鮮で、貴重な判断材料になりました。今回採用の決め手になったのは、「人が喜んでくれることを大切にする」人材だ、ということばが心に響いたからでした。
面接だけでは判断が主観に偏りがちですが、第三者の目で見た分析を判断材料に加えられたので、当社が求めるバランスのとれたゼネラリストに最も求められる要素は何か、が整理できたからだったと思います」
㈱コプラスは、コーポラティブハウスやシェアハウス、シェアオフィスなどコミュニティを基盤とした住まいや空間を企画・運営している不動産コンサルティング会社です。
採用試験のどの時点で使えるか?
シナリオによる採用試験は、採用試験の最終段階でも初期の段階でも使えます。
採用試験の初期の段階で使う場合は、どれだけ自社に入社するために熱意をもっているかを判断するために使うことができます。その場合、健太君の質問内容を変えれば対応できます。
シナリオの質問を変えていくことで、採用試験の段階や欲しい人材像に応じた学生の絞り込みを行うことができます。
結局、学生の言うことって何か似たり寄ったりで・・・と、判断材料にお困りの人事部の方は、会社のニーズに合った採用試験方法も御提案させて頂きます。新卒に限らず、中途採用などの場合にも有効な手段とすることができます。
シナリオの力を、ご活用ください。