「第24回シナリオS1グランプリ」審査員と受賞者の言葉に、あなたのヒントが!
「第24回シナリオS1グランプリ」の審査評から、みなさんのコンクール対策に役立ちそうなコメントをピックアップしました。詳しくは「シナリオ教室」7月号を参照してください。
審査評から、コンクール対策をさぐる
「今回受賞したシナリオが正解で、それ以外は不正解というわけでは決してないのです。逆に正解を求めないようにして下さい。正解を求めようとするとダメなところや悪いところをなくそうと考えてしまいます。ダメなところや悪いところなくそうとしても面白いシナリオにはなりません」浅田直亮
「生徒さんの作品には悪い人が出てくるものが少ない。(中略)人間の中に蠢く悪意を見たくないがゆえに、逃げているのであれば問題がある。毒が消えれば深みも消える。毒を扱うのも作家の仕事であろう」新田晴彦
「毎回言っていることだが、ドラマは説明ではなく感情をゆさぶってほしい。少々敗れたところがあっても納得させる迫力がほしい。シナリオ・センターで書いていれば技術的にうまくなるのは当然。そこに加えてあなたしか書けないものを書いてほしい」後藤千津子
受賞者の方々の創作の仕方をヒントに
受賞者の方は、プロのライターよりも身近な存在。だからこそ、参考になることも。
・準グランプリ 久保英子さん
―長編の書き方は?
「まず3行ストーリーを書きます。その後ノートに鉛筆とプロットを走り書きしていきます。集中できるときは、自分の頭の中でザーッとシーンを流してみたりします」
・準グランプリ 山本大喜さん
―コンクールにこれから出す方に向けて
「何より、落選の悔しさをかみしめることが大事だと思います。失恋の痛みと似ているんですよね。それが癒える頃には必ず成長の糧になっているので。高嶺の花にラブレターを送る感覚で、思い切って出してみたらいいではないでしょうか(中略)お互い頑張りましょう」
その他、佳作の三好さん、奨励賞の山下さん、八坂さん、山本洋介さんのコメントも本誌7月号に掲載されています。どなたのコメントも参考になると思いますよ!
各コンクールの詳細や受賞者のコメントなどは、こちらを参考にしてください。
>>主なシナリオ公募コンクール・脚本賞一覧