映画監督 になるために/川上信也さんがndjc参加決定!
映画『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督や映画『嘘を愛する女』の中江和仁監督など、いま注目の若手映画監督を輩出している「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」。
今年2018年度の参加メンバーとして、研修科XQの川上信也さんが選出されました!
同プロジェクトは、NPO法人映像産業振興機構(VIPO)が運営する文化庁委託事業で、次世代を担う長編映画監督の発掘と育成を目的とし、2006年からスタートしたもの。
今年度は、34の推薦団体(※シナリオ・センターも参加)から過去最多の80人の応募があり、8月に課題撮影を中心としたワークショップに15人が参加。その中から5人が決定。そのメンバーの1人が、弊社が推薦した川上さんです!
現在、参加メンバー5人はそれぞれ、プロの講師の指導のもと、脚本を開発中。その脚本をもとに35ミリフィルムによる短編映画(約30分)を制作します。映画の完成は来年2019年1月。2月から3月にかけて、東京他で合評上映会および劇場公開する予定。
それに先駆けて、川上さんにコメントをいただきました。
来年、このプロジェクトの応募を考えている皆さんはぜひ“川上先輩”のコメントを参考にしてください。
「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2018」に応募して
――まずは、参加が決定されたときのお気持ちを教えてください。
〇川上さん:何かのご縁でチャンスが与えられたのだと思っています。この機会を与えられたことに感謝して、最大限、生かしていきたいと考えております。
――今後、応募した脚本を “ブラッシュアップ=開発“して、撮影に臨むわけですよね。お話できる範囲で構いませんので、どんな脚本を応募したのか、少しだけ教えていただけますか?
〇川上さん:まだ脚本開発中なので詳しくは話せないですが、僕が体験した美大受験をモチーフに脚本を書きました。
お話はエンタメになっていますが、根っこの部分は自分自身が体験した物語です。
応募するにあたって、物語や登場人物全てに自分が責任が持てる作品で勝負しようと決めていました。
――脚本開発、そして撮影に取り組むにあたっての意気込みをお願いいたします!
〇川上さん:小さな頃から映画監督になるのが夢でした。
今回、劇場公開される作品を制作できる事は、自分の夢のスタートラインに立てる事だと考えております。
作品が観客の皆様に楽しんで頂ける様、全力で頑張ってまいります!
――最後に、来年ndjcへの応募を考えているシナリオ・センターの“仲間”にひとこと。
〇川上さん:楽しむ事ですね。ndjcのためにとかでなく、この作品を何かしらで必ず形にしたい。
そう思えるくらい自分が楽しめる、大切に思える作品を書く事が重要だと思います。
僕もシナリオ・センターに通っていますので、気軽にお声掛けください!
シナリオ・センターからは、
2016年は目黒啓太さんが、2017年には齋藤栄美さんが参加!
シナリオ・センターは「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」に推薦団体として参加しています。
2016年には目黒啓太さん(元通信本科)が監督作品『パンクしそうだ』を、2017年には齋藤栄美さん(本科P在籍)が監督作品『トーキョーカプセル』を発表しています。
来年度も募集がある場合は告知をしていきますので、映画監督志望者は忘れずにチェックしてくださいね。
また、応募の際は「脚本」が肝心となります。来年の応募に向けて、講座やゼミの課題を通して脚本力をさらに磨いていきましょう!
※2017年に参加された齋藤栄美さんのコメントを掲載したブログ「脚本を書くための取材で気をつけること」はこちらからご覧ください。応募するときのヒントが満載ですよ。
※文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」公式サイトはこちらから
そのほか公募コンクールに受賞された、
シナリオ・センター所属・出身生のコメントはこちらから
■“答えは未来にしかない”
第26回橋田賞新人脚本賞受賞・菊地勝利さん
■“コツコツ書き続ける習慣が受賞に繋がった”
第18回テレビ朝日新人シナリオ大賞・映画部門・優秀賞受賞の川瀬太朗さん
■“コンクールに出し続ける”
第1回WOWOW新人シナリオ大賞優秀賞受賞・伊藤竜也さん
■“自分を信じて書き続ける”
第1回WOWOW新人シナリオ大賞受賞・圓岡由紀恵さん
■“大切なのは書きたい衝動に耳を澄ませること”
伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞と函館港イルミナシオン映画祭で受賞・村口知巳さん
※シナリオ・コンクールもチェックして挑戦してみよう!
詳細は、こちらのブログ「主なシナリオ公募コンクール・脚本賞一覧」からご覧ください。