臨機応変は死語?
シナリオ・センター代表の小林です。急に秋らしくなって、肌寒いくらいです。
私はもうウールものを着始めましたが、衣替えも過ぎたのに半袖Tシャツの方もまだまだ多く、熱くなってきている地球をしみじみ感じます。
神宮外苑のイチョウ並木を通ってシナリオ・センターに通っています。
外苑のイチョウ(銀杏)並木をみて季節の移ろいを感じているのですが、どんどん紅葉が遅くなっています。 母が好きだったので外苑までよく見に出かけました。
母が亡くなって20年近くなりますが、その頃はイチョウの葉が金色の輝くのは10月末から11月初めでした。 今は、大体11月下旬から12月初旬が見ごろのようです。ずいぶん遅くなったものです。
こうなると衣替えの時期も考えなくてはいけませんね。
学校の制服は、結構衣替えの時期にこだわっている学校が多く、6月、10月の衣替えまで、暑くても冬用、寒くても夏用でセーター着用禁止なんて厳格に守らせていたりします。
なんでも前例とか伝統、規律だとかに縛られがちで、その時代の変化を読むということをしない学校が多く、教育者なのに柔軟な頭を持っていないのかと頭を傾げてしまいます。
これからは、人間の生き方によってどんどん気候も変わっていくでしょう。
暑さ寒さに加えて、台風だ地震だと様々に変化があります。
であれば、季節の変化、体調に合わせて臨機応変にする、まずは衣替えくらいから始めてはいかがでしょうか。
AIひろしくんの提言
「AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン」(NHK)というマツコデラックスと有働由美子さんが司会の番組を見ました。
AIひろしが分析した結果を学者の方々が討議しながら、その分析をマツコサンがジャッジします。
AI(人工知能)ってすごいですよね。驚くような量を分析しちゃうんです。
先日は「健康寿命」でした。
長寿国ニッポンですが、長生きしても健康でなければ意味がありません。 「健康寿命」というものがこれからのキー-ポイントです。
健康寿命にいいと言われるものが3つありました。
「ひとりで生きること」自立心ですか?「防犯のいい地域に住む」安心して外にでれる?
そして、運動よりも食べ物よりも「本・雑誌」を読むことなのだそうです。
番組に登場している方々がみんなびっくり。まさかのAIひろしくんの分析でした。
私は、「なるほど!」と思いました。老人だけでなく、本、雑誌を読むことは大事だと思います。
マツコサンが「出版社大喜び!」と笑っていましたが、今は読むより書く時代で、小説が売れないのに、小説を書きたい人がいっぱいいるのだそうです。
一流の小説家がどれだけ他人の本を読んでいるかご存知ですか?
1日一冊の割で読んでいるのではと思うくらい読まれている、平均でも年間200冊は軽く読まれています。
自分の想いや考えというのは、同じところをぐるぐる回ります。他人と接することで、広くなったり深くなったりするのです。
本を読む、雑誌を読むということは情報を得るだけでなく、様々な人の想いや考え方を知ることができます。その他人の世界に入り込むことができます。
「創作をする時に何が必要ですか?」と、よく質問されます。
AIひろし同様、私も「本・雑誌」を読みましょうと申し上げたいです。
もちろん、これだけでなくアンテナを張り巡らしてあらゆるものに好奇心満々に野次馬根性よろしく、なんでも見てやろう聴いてやろう精神でドンドン行ってほしいです。
明日のミソ帳倶楽部においでくださる出身ライターの李正姫さんにもお聴きしてみたいです。
映画「覚悟はいいか、そこの女子!」のキラキラ映画から、まったく別な雰囲気の「主婦カツ!」(NHK)も同時期に書かれることができる秘訣を。
これまでも、「科捜研の女」(テレビ朝日)、「山本周五郎時代劇」(BSジャパン)、「ホテルコンシェルジュ」(TBS)、「真夜中のパン屋さん」(NHK)、「世にも奇妙な物語」(CX)と幅広く手掛けていらっしゃる。
幅広く書けるということは、たぶんいっぱいアンテナをお持ちかと・・・。
どうやったら色々なものを書けるようになれるのか、お教えしていただこうと思います。
また、ご一緒に木村元子プロデューサーもいらしてくださり、シナリオライターとプロデューサーとどのように作品を創りあげていくのかもお話しいただきます。
木村プロデューサーは、シナリオライターのマネージメント、若手ライター発掘にも意欲的に取り組んでいらっしゃいます。
明日をお楽しみに。当日も若干お席あります。