疲れたぁ~
シナリオ・センター代表の小林です。来年の講座スケジュール作りもさることながら、毎年、講座内容の検討をします。
よりわかりやすく、より楽しく、より続けたいと感じていただくために、もっと何をすればいいのかもっとやれることはないのか・・・と、いつも「そこに愛はあるんか?」と(笑)シナリオ愛に満ちた講師スタッフ一同、己に問い続けています。
今日は、シナリオ養成講座の講師会。
どの講座も修了後アンケートで、受講の皆さんのご意見や感想をいだただき、講座講師・添削講師・チューター・事務局一同と共有します。
これがとても大事な作業で、慣れ過ぎて気がつかなかったこと、意外な発見などがあったり、自分たちのやっていることへの確信がもてたりします。
皆さんの声を踏まえて、試行錯誤を繰り返しながらもより良い講座を創りだすのが私たちの使命だと考えています。
というと固そうで偉そうな話ですが、簡単に言えばシナリオ好きな私達は、もっとシナリオ好きな人を増やしたいので、シナリオを描くのは楽しいなあと思っていただきたいだけなのです。
今日の議題は、講義の中でみていただく映像についてです。
いくつか映像をお見せしているのですが、映像をただ見せれば、映像表現の技術を理解していただけるわけではないので、どの映画やドラマの、どこのシーンをお見せして、どのようにお話しすればよいのかと。
取り上げる作品選びも難しいです。
名作は、映像技術を見せるには、とてもわかりやすいので取り上げやすいのですが、最近は、古い名画で白黒だと若い方はちょっと引いてしまう傾向があります。とはいえ、新しい映画、ドラマから選べばいいというものでもありません。
初心者の方が見て、あ、これがモンタージュなのだとかカットバックなのだとすぐわかり、こうやって使うのかと納得していただけること、キャラクターの魅力はこういうシーンで出せるのかとか、トップシーンはこう出ると面白いのかというのが如実におわかりいただけるよう、講師がお教えしたことを映像を通して確信していただけるよう、映像選びに時間をかけています。
「シナリオ基礎技術」基本の基は、時代が変わってもかわりませんが、見せ方、伝え方は変わっていかなければ、受講生の方はついてきてくださいません。
時代の移り変わりに応じて、内容は変わらないですが、教え方、伝え方は変らないわけにはいきません。
今日も講師間で白熱した議論を交わしながら、より良い講座づくりへと力を尽くしてくれて、私は情熱に押されてへとへとです。
根津美術館へ
私事で恐縮ですが、我が家をリフォームするために断捨離と、仮住まいの引っ越し騒ぎの最中です。
先日、リフォームの報告を兼ねてお墓参りに行きました。麻布十番のお寺なのですが、その日は、広場で骨董市をしていました。
料理が趣味のせいか食器が大好きなので、ついついあれこれ見てしまいました。
高いものは買えませんが、明治・大正・昭和初期あたりの手が出そうな古伊万里、赤絵、織部、備前などに興味があります。
すると、娘に「この引っ越しでものを減らしている時に何を買おうっていうの!」と怒られて、シュン。
フラストレーションを抱えた私は、みるだけで我慢しようと根津美術館へ。(笑)
「新・桃山の茶陶」特別展を12月16日までやっています。
もちろん、重要文化財も多々ありの名品ぞろい。でも、これらのものも桃山時代から江戸初期にかけて、京都の瀬戸物市で売られていたものだそうで、ちょっと親しみを感じました。
是非、一度お訪ね下さい。
根津美術館はシナリオ・センターから徒歩10分ほどのところですから、講座やゼミの行帰りにでもいけるかと思います。
現代に通用するデザインの斬新さに目を見張ります。
この陶器を見ていると、その頃の人々の生活が見えるようです。その時代の人々のドラマを感じます。
何か書けそうな気になります。