menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

いとなみ

かんざらしに恋して(NHKBSプレミアム)

年明け

シナリオ・センター代表の小林です。ここ数日、大阪なおみ選手の全豪優勝、初の世界一位、関脇玉鷲の圧優勝、アジア杯日本の決勝進出とスポーツは嬉しいニュースが続々で、今年しゃ春から縁起がよいわい!ニッポンって感じでなによりですが、どうも政治経済社会は、統計不正から始まってろくでもない幕開けで、まったくどうしたもんかと・・・節分までに気持ち切り替えていい方向を目指してほしいものです。
私は、先週の金曜日から大阪校へでかけて、新年初講座の開講でやる気満々の新しい方々との出会いに嬉しく酔いしれながら帰ってきました。
昨日はシナリオ・センター講師・スタッフの新年会。こちらでは、講師・スタッフのやる気と熱気とハイボールに酔いました。(笑)
今年一年が笑顔に満ちた年になることを願うばかりです。
明日は、東京は135期シナリオ作家養成講座の開講、夜の部は満員御礼という2019年の幕開けに嬉しい出発です。

日々の営み

今日は、出身ライターの荒井修子さんが、お願いしていましたドラマのポスターとチラシをもっておいでくださいました。ありがとうございます。
「かんざらしに恋して」長崎発地域ドラマです。
2月6日(水)21:00、NHKBSプレミアムで放映です。
NHKは、地域ドラマに力を入れていて、本当そこに行きたくなるような場所というだけでなく、そこに住んでいらっしゃる人々とのつながりなど素敵な人間ドラマを放映しています。荒井さんが手がけられたのは、長崎・島原。「かんざらし」という島原のお菓子のお話です。
「かんざらし」は白玉を湧き水でさらして、独特の蜜をかけて食べるものだそうで、この「かんざらし」は湧き水が味の決め手。美味しい湧き水が白玉をほどよく味よく固めるのだそうです。
このドラマは、「かんざらし」の名店「銀流」をよみがえらせようとする地域おこし協力隊の女性瑞樹の奮闘記です。人々の営みを大切に守りたいと頑張ります。

東京新聞に往復書簡(岡田恵和さんと辻仁成さん)が毎週月曜日に掲載されていますが、その中で岡田さんが成瀬巳喜男監督の古い名画「秋立ちぬ」をご覧になって、こう書かれていらっしゃいました。
「小学生の男の子と女の子、二人のひと夏の物語です。いつの時代にも大人の勝手な都合で子どもたちは翻弄され、生きる場所を奪われたりします。
淡々と綺麗ごともなく、嘘っぽい救いもなく、映画は進み、終わります。
それはもう、せつなくなります。そんな中にも、楽しく輝いている瞬間があったりして、とても愛おしい映画です。
なんだか胸が熱くなりました。
人の営みや暮らしを、生活や経済をちゃんと描こうと思いました。
地味でもいい。そうすればつくられてから60年たって観ても、ちゃんと人の心に染みいることができるんだ。それはなんと素敵なことだろう。
60年前の白黒映画を観ながら、そう思う年頭でした。」

荒井修子さんも岡田さんと同じように、丁寧に地味に人間を描かれる脚本家です。是非とも、2月6日ご覧ください。
2月1日は、岡田さん脚本の映画「雪の華」公開です。こちらも是非!!

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ