やったね
2月19日、シナリオ・センター代表の小林です。先週の朝日新聞で、この間書かせていただいたndjc(若手映画作家育成プロジェクト)の合評会での記事が掲載されていました。
シナリオ・センター推薦の川上信也さんバッチリです。
記事は、このプロジェクトから生まれた映画監督のお話から、今年のプロジェクトの話になり、「今年の参加者は【くもり ときどき 晴れ】の板橋基之監督、【はずれ家族サーヤ】の岡本末樹子監督、【最後の審判】川上信也監督、【サヨナラ家族】の眞田康平監督、【うちうちの面達は。】山元環監督の5人。とりわけ美大の受験に臨む五浪生の自我の葛藤をコメディタッチで描いた【最後の審判】は、厳しい意見が多く出る合評会でも「カット割りや編集が良く、テンポ感があった」(三沢和子事業検討委員)など高評価を得ていた。」(抜粋)と書かれていました。
わ~い!川上信也さんだけ高評価です。やりましたね!!
だって、川上さんだけだもの、その瞬間、シーンを魅せていたのは。みーんな30分でお話をまとめたものばかりでしたから。
3月2日から8日(連日18:15から)、東京は有楽町スバル座で公開され、そのあと3月8日~14日(連日18:30 3/9のみ18:00)名古屋ミッドランドスクエアシネマ2、3月16日~21日(連日18:00)大阪シネ・リーブル梅田と続きます。
是非とも、新たな監督誕生の瞬間を皆さんも観ておいてください。
なんでもこうせい???
これから、台東区商店街振興組合へお話に行ってきます。
といっても、シナリオ・センターの私が、商店街を盛り上げる、お店を盛り上がるためのノウハウなど企業コンサルタントでもないのにいい加減なお話はもちろんできません。
できるのは、みんなでご一緒にシナリオで考える方法です。
今日は2回目なので、目標を創ってそこに向かうためにどうすればいいのかを考えるためのワークショップをさせていただこうと思います。
目標は、台東区のどこかに来た人が、また来たいなと思ってもらえること。
シナリオの講義でお話している構成を使います。 起承転結、みなさんはよくご存じですよね。
まず、起。おじいちゃんと娘、孫の3世代が台東区のどっかへでかけます。その時この3人には、台東区のある場所であることをしたいなど明確な意思はなく、天気もいいし、どっかいきたいなあ・・・ってかんじでふらっとでかけてきました。
ドラマでは、起はアンチから入ると効果的でしたね。変化が作りやすいからです。ここでははっきりしたアンチではありませんが、さほど期待して出かけるわけでもなさそうです。
そして、転・結は、3人が「また来たいね~!」と言いながら名残惜しそうに帰っていきます。
どんどん盛り上がる承を創れば、感動のあるラストを迎えられるドラマと同じです。
この転結が目標です。この目標に向かわせるためには、どんな承を創ればよいでしょう。
みんなで承を考えます。
どこを切り口にしましょうか。 70代のおじいちゃん、40代のお母さん、10代の孫娘と年代はいろいろ。でも、台東区には、素敵なところ、楽しいところがいっぱいありそうですから、「また来たいね」と言わせることは案外簡単だと思うのですが。魅力を付ける 秘訣があるのですが、それはちょっと秘密です。(笑)
さてさて、どうすればまた来たいねと言ってくれるでしょうか。
そんなことをご一緒に考えていきたいと思っています。
きっとご一緒に考えていくうちに、私も台東区の魅力に取り込まれることでしょう。