1票の重さ
シナリオ・センター代表の小林です。ちっとも片付かない家にいるよりもシナリオ・センターにいる方がホッとします。
引っ越しのおかげで、すっかり疲れ切って、疲れた老け顔が鏡に映るたびにうんざりします。
転勤族の友人に「うまく引っ越すコツ、荷物の整理の仕方」をレクチャーしておいてもらえばよかったと、自分の整理下手に情けない気持ちになってへこみまくっています。
そんなバタバタしている時に、地方選挙でした。
皆さんは投票においでになりましたか?
実は、我が家の子供たちの家庭教師であった、そして今は弁護士としてお付き合いさせていただいている石渡幸子さんが、港区の区議会議員に立候補されたのです。
初めて打ち明けられたときはびっくりしましたが、弱者の救済に力を入れている弁護士として立ち上がったわけなので応援することにしました。
とはいえ、私は港区民ではないので票はないので、ただ「頑張れ!」と遠くから見ているだけだったのですが。(笑)
初めての立候補、無所属、お金もなく、やり方もおぼつかない、内心無理じゃないかなあと。選挙カーでも運転手の方と二人きりで回っているし、大丈夫かと。
そして、開票。やった!最下位ながらみごと当選。!!!
しかし、なんとなんと1票差。本当の1票差。 1089票と1088票が分かれ目。こんなことがあるのだなとびっくり。
本当に1票が大切なんだとわかりました。
自分の1票くらいではなにも変わらないと思っていらっしゃる方が圧倒的だと思います。私もそうでした。
でも、そうじゃない。世の中を自分の1票で変えることができるかもしれないのです。
こんな不寛容な世の中、貧富の差が激しい世の中、子供の6人に一人が貧困という事実、年金は破綻が見えている事実、復興税は復興に回らない事実、お上は嘘をついても何をしても問われることもなく、下々ばかりが死ぬまで働かなくちゃいけないなんてありですか。
こういう世の中だからこそ、自分自身の1票に責任をもって、投票しなくてはいけないのだと思います。
老いも若いも気持ちよく暮らしていけるように。なんて、急に偉そうに申しあげましたが、1票の重さをこんなにも感じたことはありませんでした。
誕生祝い
今日は、アルバイトのしまちゃんとわかちゃん、4月生まれのお誕生祝いでした。キルフェボンのケーキでお祝いです。
しまちゃんは、先月入ったばかりですが、陰日向なく働いてくれる好青年です。
わかちゃんは、自分で働いてお金をためて改めて大学に入り、大学院までいったという努力家の女性です。
ふたりともそれぞれ自分自身の目標を持ちながらアルバイトとして働いてくれています。
若い人たちが、楽しく働ける職場でありたいなあと思います。
お客様に接する仕事なだけに、自分がつまらなかったら、お客様への対応もいい加減になってしまいますから。仕事は楽しくなくっちゃというのが持論です。
これはすべてのことにつながっていて、創作だってそうです。
自分が乗らない作品は、やはり視聴者にも届きません。
何をすれば、どうすれば共感をよぶだろうか、それは自分自身が面白がって、楽しんで描かなければ伝わりません。
作品は、自分自身でもあるのです。
美味しいケーキを前にニッコリ、そんなところから人の気持ちって、和やかに嬉しくもなるようです。