シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。
シナリオ・センター代表の小林です。もう6月も目前なのですね。
ああ、歳をとるたびに、時の進み具合はスピードをあげていきます。(涙)
友人が横浜開港祭の合唱に親子で参加するんだというメールをくれました。親子四人で練習にいそしんでいる姿が目に浮かびます。
お子さんは、双子の4年生。彼いわく「小学生もあと2年だし、思い出作りだよ」と。
時は、あっという間に過ぎていきます。子供はあっという間に大きくなります。思い出作りは大切ですね。
ひとつひとつ、やれることは後回しにしないでやっていかなくちゃと、しみじみ思います。
来週28日火曜日の「ミソ帳倶楽部 達人の根っこ」は、アルタミラピクチャーズの桝井省志代表においでいただきます。
もちろん、周防監督の映画を初め、たくさんのヒット作品を作っていらした桝井プロデューサーから、「映画のタネの見つけ方」をおはなしいただくのですが、こうしたメジャー作品とは別に記録的な映画も創られています。
思い出作りとはちょっとニュアンスは違うかもしれませんが、ある意味、時代の思い出作りではないでしょうか。
「THE GOLDEN CUPSワンモアタイム」、「不滅の男エノケン対日本武道館」「タカダワタル的ゼロ」「こまどり姉妹がやってくる ヤア!ヤア!ヤア!」
そして、この5月18日に「オース!バタヤン」が公開されました。
バタヤンって、ご存知ですか?この4月25日94歳で亡くなられた、一世を風靡した名歌手。初めてエレキギターで歌った方です。
ギター片手に「オース」と手を挙げる、そのポーズだけは知っていますが、私は、残念ながらあまりよく知りません。
なので、このお話を楽しみにしています。
往年のバタヤンは知らないけれど、この映画で教えてもらおうと思います。
興味がなかったり、好きじゃなかったり、知らないうちに通り過ぎていったものは、たくさんあります。今になると、後悔することばかりです。
若いときは、当たり前に通り過ごしてしまうことがたくさんあります。
若い方々は、ちょっとアンテナ張って、できるだけ通り過ごさないように気をつけて欲しいと思います。
自分の興味のないことにちょっと目を向ける、自分と違う考えを真摯に聞く・・・自分の中に見出せないものとの出会いは、人を深くします。
今だから、言えることです。後悔しているからこそ言える言葉ですが、若いときはまったく気がつきませんでした。
若いということはそういうことなんだと思います。でも、気がついてください。
だって、それこそが創作をする人の力になるのですから。
「ミソ帳倶楽部 達人の根っこ」6月11日(火)は、木下恵介監督生誕100周年記念映画「はじまりのみち」の原恵一監督。
6月25日(火)は、お医者さんで落語家の立川らく朝さん。
私の持っていないものをたくさんたくさん教えてくれる方々です。