100年
シナリオ・センター代表の小林です。山形、新潟はいかがでしょうか。梅雨時ですので心配は尽きません。 お上はちゃんと山形・新潟に動いているのでしょうか。
何につけても信用ができなくなってきています。
金融庁は、急に「年金給付低下が見込まれる」という文言を削除したそうです。
この国は、文書をなくしたり、改ざんしたり、文言を削除すれば、すべてのことはないことになると思っているのでしょうか。
問題はそこではありません。足りないなら足りない対策をどうするかです。
すべて見て見ぬふりにすれば、何とかなると思っているとしたら、それこそ、大バカ者です。(笑)
とはいえ、100年の計もたてられない人たちに100年安心作れるなどありえない、そこに気がつかなかった、任せても大丈夫だと思っていた、または知らなかったことにしていた私たちも金融庁だけでなく(安倍さん曰くの)大バカ者ですね。
いくら打ち消しても、少なくなることは目に見えているし、いくら隠しても国民年金65000円でどう考えても食べていけないのですから、2000万円なのか3500万円なのか、長生きすればするほどお金は必要だということは、子どもでも簡単に想像できます。
「年金がいくらなのか、自分の生活では心配したことがない」と豪語される大臣にお任せなどできないでしょう。ホリエモンさんは、年金受給者を税金泥棒と。貧しいのは努力が足りないのだそうです。
本当に嫌な世の中になりました。努力は忖度と同義語でしょうか。
子どもシナリオ
世の中に目をつむるつもりはありませんが、やっぱり一緒になにかやる相手としては、気持ちがよいのは子どもたちです。
未来がある子供たちに、私たち大人が何ができるか、どんなことができるか、シナリオでできることを進めていきたいと思います。
今年で9回目になりました。
鎌倉川喜多映画記念館の「子どもシナリオ・映画教室2019」の開催のチラシができました。7月30・31日の2日間です。
残念ながら鎌倉地区の小学4~5年生が対象なので、ほかのところからおいでいただけないのですが、子どもの映画をご覧になられたい方は、8月31日10:30~11:30で上映会を行いますので、是非おいでください。
2日間で行うこの教室は、1日目は、シナリオづくりです。シナリオの作り方をお教えして、それぞれが自分で物語を考えてシナリオを描き、グループで1本選びます。そのシナリオを元に、監督・助監督・撮影・照明・音声などのスタッフ、そしてキャストを子供たちが決め、担います。
2日目は、撮影。暑い中でスタッフもキャストもそれぞれが協力し合って頑張り、5分前後の映画を創り上げます。
カメラマンなどプロもついていますが、決して手を出しません。黙って見守るだけです。
シナリオ作りも、撮影も常に講師以外にも10人以上の大人が関わり、フォローをしているのですが、あくまで黒子です。
見守るって、案外大人にとっては難しく、声や手をやたら出したくなります。そこを我慢、我慢。大人たちの我慢が、子どもを育てていくのです。(笑)
子どもたちには、この教室を通して、自分で考える、想いを伝える力をつけていきます。
ちゃんと声をあげられる大人に育ってほしいと願いつつ、今年の夏も頑張りたいと思っています。
子供たちが、ちゃんと生きていけるように、私たち大人は、今声を上げ、想いを、考えを出していかねばと思いつつ。