ゼミ仲間
シナリオ・センター代表の小林です。昨日のうっとおしさが嘘のような夏空の東京です。
出身ライターのいずみ吉紘さんが、「集団左遷」(TBS系)が終了され、お顔を見せにおいでくださいました。
いずみさんは、もう20年以上前になるでしょうか、名古屋から東京までシナリオ作家養成講座へ毎週通われて、その後名古屋教室(現在はやっていません)で、所長の後藤ゼミにいらしたので、久しぶりの後藤との再会を喜んでくださいました。
後藤と名古屋時代の思い出話に花が咲き、いずみさんは、今も脚本家としてやれているのは、あのゼミの仲間がいたからこそ、お互いに切磋琢磨しながら描き続け、コンクールに挑戦できたと仲間の有難みを熱く語っていらっしゃいました。
後藤とまた名古屋で集りたいと盛り上がっている姿を拝見しながら、仲間の存在って、すごいなあと思いました。
学校の良さというのは、仲間です。 講師も大事ですが、やはり大きいのは、ともに切磋琢磨しあう仲間の存在だと思います。
他人はみんな違うことも、自分の思いが伝わらないことも含めて、お互いの存在がプラスになるのです。
自分の作品を聞いてくれる人がいて、自分とは違った感性の作品を聞くことができる、お互いへたでもうまくても、それぞれの作品が視点を広げ、腕を磨く肥やしになるのです。
王子様に抱かれるという秘密
出身ライターの神埼たわさんが、新刊本をもっておいでくださいました。
「王子様に抱かれるという秘密」(宙出版刊)ラブ&エロ乙女系ロマンス 作画はみずの雪見さん。
タイトル通りはちょっとエッチなコミックスです。
両親を亡くして伯母さんに育てられたフランシスは、雑貨屋を手伝い、商人を名乗るロバートと恋仲に。
「結婚までは身体を許してはいけない」と伯母さんには固く言いつけられているけれど・・・。あ、うーん。だってお花畑で情熱的に押し倒されたら・・・「うふーん、あはーん」なのですけれど、実はロバートは、武器密輸を探索している王子様。
町娘と王子様の恋の行方は、武器の密輸、隣国の王女との婚約、フランシスへの強姦の魔の手など多くの困難を乗り越えていくのです。
フランシスの過去、王子様の秘密、それに隣国との問題などを盛り込みながら、ただのラブ&エロではなく、濡れ場以外の見せ場をきちんと作っているのは神埼さんならでは。
神埼さんはコミックス、単行本、文庫本、電子書籍と幅広く活躍されており、神埼さんならではのキャラクター、ストーリー展開のうまさは、神埼ファンを虜にしています。
女性たちが憧れる神埼たわワールドをお楽しみください。