夏期合宿で20年

シナリオ・センター代表の小林です。７月14・15日はサマーセミナーを行いますが、なんということか今年は驚くほどの人気で、1ヶ月前で満員御礼となり、現在はキャンセル待ち状態です。
なんで人気なのかというと、1日中、ミッションを受けてシナリオを書き続けなければならないという過酷な試練を受けたいというマゾのような方がたくさんいらっしゃるらしい・・・。(笑)
3年連続「シナリオ・ミッションインポッシブル」ということで、45分に1回ミッションが出て、それをこなす（課題に合わせてシナリオを描く）というダイハードなセミナーをやっております。
本当に、受講生の方々のしっかりと学ぼうとする意欲に心から敬服しています。
しかもキャンセル待ちの方がたくさんいらして申し訳なく、どうしたものかと・・・せっかくの皆さんの意欲を萎ませたくない、心が痛いです。 追加公演でもしないといけないかもしれませんね。

1991年から2010年まで行っていた夏合宿は、有名ホテルを会場に泊まりこみで行うシステムで毎年総勢300名の受講生が全国津々浦々から集まってくださいました。
富士箱根ランド、日光ホテルニュー岡部、竹橋KKR、品川プリンス、高輪プリンス、赤坂プリンス、横浜プリンス、ホテルオークラ、帝国ホテル、都市センターホテル、浅草ビューホテル、読売ランド、国際フォーラム、有明ワシントンホテル、幕張スプリングス、ダイヤモンドホテル等など色々なホテルで夏期合宿を行いました。
泊まり込みですから、やはり朝から晩まで、時には午前1時、2時まで授業をしていた回もありました。
大物プロデューサー、脚本家をゲストに迎え、コネクションパーティと銘打って、合宿の中で、プロデューサー、出身ライターの方々と交流できる場も設けたこともありました。
ホテルで行っていた時は、派手でした。(笑)
とはいっても、箱根でも景色なんて見ていないし、日光でもシナリオハンティングで１、2か所観光名所らしいところへは行きましたが、結局どこでへいってもシナリオを書き続けることに変わりはありません。
根本は書き続けることしかありません。

サマーセミナーで9年

2011年の東日本大震災から、サマーセミナーと名称も変え、シナリオ・センターで行うことにしました。
復興もままならない（今もまだそうですが）方々を想うと、ホテルでにぎやかにというよりは、センター内で実質的に固める方が良いのではと思ったからです。
1日オンリーで完結できるようにしました。
このスタイルで行って今年で9年になりますが、これほどの人気は今年が初めてです。
今年のテーマは、「アイデア✖シナリオの技術」ミッションを頑張ってこなしていけば、必ず力が付きます。
でも、サマーセミナーの時だけ、一過性で終わっても意味はありません。
大切なのは、書き続けることです。
技術が身につくと、やみくもに描いていたころよりずーっと面白くなります。なぜなら、こうするとこうなるということが見えてくるからです。
ともかく、基本の映像表現の技術をものにしましょう。
そこからは様々なジャンルが見えてきたり、様々な可能性が広がります。
今年は、おいでになりたい方すべてをお受けできずに本当に申し訳ないのですが、月刊シナリオ教室などでどんな方法でどんなミッションだったのかなどお教えできるようにしますのでご容赦くださいませ。
追加公演できたらいいのですけれど・・・。