夏ゼミ

シナリオ・センターの代表の小林です。今週は木・金・土曜日と5週目なので、本来はゼミナールはお休みなのですが、8月暑い中、毎週出席されたガンバリストの方々のために、今日はおまけゼミ、題して「夏ゼミ」を行っています。
シナリオ・センターのゼミナールは、本科で20枚シナリオを20本、研修科で30本を描かれて、作家集団へと段階を経て、上級クラスへと上がっていただくシステムですが、この「夏ゼミ」はクラスも科も取っ払って、本科・研修科・作家集団の受講生が一つのクラスで混合ゼミナールに参加します。
様々な経験の違う参加者同士、見方も想い方も違うかもしれません。
だからこその感想を楽しんでいただくことで、いつものゼミ仲間から受ける刺激とはまったく違う刺激をうけていただけると確信しています。
昼の部の方々は、終わった後、いつものゼミ終了時より、皆さん高揚されていて、こちらにまでウキウ感が伝わってきました。
初めての出会い、先輩後輩の交流の中で、ご自分の今後を夢見たり、新鮮な気持ちになったり、それぞれではあると思いますが、いつもと違った経験って、なぜか楽しいですよね。
ドキドキワクワク、そんな気持ちの高揚が、次のステップへと、新たな夢へと誘ってくれます。

エンタテイメントづくりの秘訣

明日、ＢＳテレ東で、出身ライター土橋章宏さん原作・脚本の「引っ越し大名！」の公開記念特番をやります。
8月31日（土）17：15～17：45　映画出演者の方々から見どころなどをお話していただけるようです。
「超高速参勤交代！」もそうですが、史実に基づいて書かれたちゃんとした時代劇なのに、ハチャメチャな面白さで見せられるのは、土橋さんならでは。
今回の「引っ越し大名！」も最高にスカッとする面白く爽快な時代劇だそうです。

シナリオ・センターでは、9月13日（金）のミソ帳倶楽部に土橋章宏さんをお招きします。
土橋さんは、本当にエンタテイメントに徹した方だと思うのです。
抑えるところは押さえ、飛ぶところは飛ぶ、これこそエンタテイメントの神髄ですから。
小説も書き、脚本も描く、その活躍ぶりは驚くばかりですが、しかもベストセラーになり、大ヒット作品になるには、土橋章宏流の創作秘訣があるのだと思います。
そんなところをしっかりとミソ帳倶楽部でお訊きしてみたいです。

土橋さんは、よくお話に出させていただきますが、とてもシナリオ・センターの収入に貢献してくださった方でもあります。(笑)
なにしろ、売れっ子になっても、長く作家集団に在籍をし（しかも2クラス掛け持ち）、アドバンス講座も聴講されたりしていらっしゃいました。
何度も「もう退所したら」と申し上げたのですが、笑って「勉強になりますから」とおっしゃって。
ようやく、さすがに忙しすぎて足を運べなくなり、在籍ライターから正真正銘の出身ライターになってくださいました。(笑)
何故、ずーっといらしたかというと、他人の意見を聞きたかったからだそうです。
人とはみな違いますから、自分がいいと思っていても、他の人から見たらいいと思わないこともあります。
土橋さんは、いつも客観的にみることを心がけていらっしゃるのです。
なかなか自分の作品を客観的に見ることはできないものです。
でも、ゼミナールというのはそのためにあるもの。
わかってもらえなかったり、厳しい意見が来たりすることもあるでしょう。
でも、20枚シナリオは、作品ではなくあくまで習作ですから、まな板にのせられ、切り刻まれることを楽しんでください。
怒ったり、めげたりしないで、納得はしなくてもいいですから「なるほど、そういう見方もあるのだ」と客観的に色々な感想を受け止める気持ちを持つことが、ご自分の将来に役に立つと思います。
ゼミを上手に使った先輩としても、土橋章宏さんのお話を聞きしたいですね。
土橋さんゲストのミソ帳倶楽部、若干残席ありです。先着順ですのでお早めにお申し込みください。