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シナリオ・センター×東京メトロ運営のプログラボで、キッズイベント

最後にみんなで記念写真!

シナリオ・センターの新井です。

「あぁ~夏も終わるなぁ~」と思うのは、私の場合は、企業の方とコラボレーションしながら実施している子ども向けイベントが終わるときでしょうか。
詳細:想像力と創造を、シナリオを使って鍛える2019夏 https://www.scenario.co.jp/online/24435/

東京メトロ運営のプログラボで
『ロボットでシュートムービーを作ろう!』講座を開催

8月22日には、東京メトロ運営のプログラボでの『ロボットでシュートムービーを作ろう!』講座を開催しました。

子ども向けは、楽しいけれど大変。だって、相手は子どもだから。子ども好きでもないし。
でも、やっぱり子どもにはシナリオが必要だと思うのです。想像力と創造力は、未来に向けて大切ですからね。

これから始まるプログラミング教育にも、シナリオの威力は発揮されるのか!?

『プログラミング』×『シナリオ』で何ができる?

『プログラミング』と『シナリオ』。接点がありそうでなさそうな組合せ。でも、論理的な思考と想像的な思考を掛け算したら、なんか素敵なことがおこりそうじゃないですか!

ということで、考えたのが、ロボットをA地点からB地点へ動かすだけではなく、

「海に行きたい!」と思っている主人公と、

「海には行きたいけど……」と思っている相棒という乗組員を想定。

この二人が、家から海に向かうまでのお話を親子で考えて、ロボットの動きをプログラミングしてもらいます。

▼マインドストームという名前らしい!

キャラクターを設定していこう!

シナリオパートでは、
まず、乗務員にキャラクター(性格やとくいなことや苦手なこと)を設定します。

二人のやりとりを、シナリオに。

ポイントは、主人公と相棒の二人が、お互い困るようにすること。プログラミングと違って、ドラマの場合はなかなか目的が達成できない方が面白くなるわけです。

そう、ドラマとはめちゃくちゃ非効率なものなのです。

さぁいよいよ、プログラミング!

プログラミングのパートでは、二人のやりとりを反映させた動きをプログラミングします。二人がもめている感じを、どのようにプログラミングで見せるのか、ここが面白くなるポイントです。

▼プログラミングの説明をするプログラボの遠藤先生

今回の参加のお子さんは、すでにプログラボさんに通っています。なので、プログラミングは得意な子どもたち。親御さんに教えながら、どんどんプログラムを組んでいきます。

今回参加の親御さんの中には、ふだん子どもさんがどんなことを学んでいるのか知りたくて、いい機会だから休みを取って参加したという方も!うれしいエピソード!!

プログラミングはトライ&エラーの繰り返し

「もっと、ぐるぐるする動きをたくさんさせたい」

「激突するような音を入れたい」

などなど、シナリオをもとに、プログラミングでの動きのイメージが膨らんできます。親御さんもいつしか負けじとアイデアを出していきます。熱を帯びる親子の姿。

プログラミングが完成したら
親子で協力してロボットを撮影

参加された5組それぞれのシナリオの個性が反映されたロボットの動き。見ているだけで、次のアテレコが楽しみになります。

撮影したら、シナリオをアテレコ

iPadで撮影した動画に、シナリオのセリフをアテレコしていきます。娘さんにダメ出しされるお父さん。ほほえましすぎる光景です。

最後に、発表!

その発表をお子さんがする姿を見て、「恥ずかしがり屋の性格ですが、最後はしっかり発表できてよかったです」と親御さん。

せっかくなので、記念撮影!

みんなで「マインドストーム!」とプログラミングで使ったロボットの名前を叫んで。夏の思い出になったかな。

親御さんの感想

「子どもと話し合ってストーリーを作っていく中で、いつも子どもの意見を尊重してあげてなかったなと気づきました」

「プログラボの論理的思考とシナリオの想像・イメージをコラボさせてことが面白かった。子どもの意外な一面を見ることができたこともよかった」

「シナリオを加えるとロボットが意思をもっているようでたいへん面白かった」

おこさんの感想

「むずかしかったけど、パパとできて楽しかった」

「動画に合わせてセリフをいれながらロボットを進められたから楽しかった」

「プログラミングだけではないので、いつもより楽しかった」

「いつも一人でプログラミングしているけど、二人でやってすごく楽しかった」

プログラミング技術に、想像力をプラスしたい

プログラミング教育が、義務教育にも組み込まれます。プログラミングのスキルをまなぶことは、これからを生きる上で必要なことかもしれません。

ですが、「誰のための」「どんな仕組みがあればいいのか」を考えるのは人間の想像力です。スキルの土台には、常に人がいます。そして、人間らしさとは「わかっちゃいるけど、やめられない」という感情です。ドラマが描くのも、そこですよね。人間の感情をないがしろにして、技術の進化はありえません。「東京を走らせる力」である東京メトロさんだって、そうですよね。今回のイベントは、参加者の方々にも、主催するわたしたちにも、色々な気づきを与えてくれたと思います。

技術の土台には「シナリオ」から生まれる想像力が必要なのだと思う。

シナリオ・センター新井でした。

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