menu

脚本家を養成する
シナリオ・センターの
オンラインマガジン

シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

秋はしずかに

白紙の原稿用紙

思い出の9月

シナリオ・センター代表の小林です。9月シナリオ8週間講座の開講です。ほぼ毎月行っているシナリオ8週間講座ですが、なぜか9月は人気がいまいちなのですね、毎年。夏休みで疲れちゃったのでしょうか。
昨日は台風のおかげで交通が乱れ、それで疲れちゃった方もたくさんいらしたようです。まだ停電、断水のところもあり、台風の爪痕はまだまだ深く残っています。
どうか体調を崩しませんように。
台風の余波で今日も暑い、蒸します。そんな中9月シナリオ8週間講座においでくださるというのは、書きたいという強い思いをお持ちだからでしょう。
基本をしっかりと体得されて、ご自分だけの、ご自分らしい表現を楽しんでいただければと思います。

この時期、夜に散歩に出ると、不思議と必ずといっていいほど頭の中に流れてくる曲があります。ミュージカル「ファンタスティック」で歌われる「思い出の9月(TryToSeptember)」です。
外にでると涼しい風が吹き始め、もう夏も終わりかぁと感傷に浸りながら、夏の喧騒の名残りを感じる時期にぴったりの曲だからでしょうか。
9月は、残暑が厳しかったり、まだ収穫の秋とも言えないどちらかというと中途半端な時期ですが、そこはかとなく秋を感じるところがなんともいえない。
13日は中秋の名月、お月見の宴を張るにはお天気はどうなのでしょうね。
こうした季節の行事も年々忘れさられようとしています。
四季も変わってきていますし、仕方のないこともあるかもしれませんが、先人の知恵から生まれた季節ごとの様々な行事には意味があり、できれば大切につないでいきたいものです。

あなたの秋は?

秋は、勉学の秋、読書の秋、芸術の秋、コンクールの秋、収穫の秋、食欲の秋、スポーツの秋等など色々いわれるくらいですから、チャレンジの秋といきましょうか。
まずは、本を読んで、どんな秋にしようか考えるのもいいかもしれません。シナリオ・センターの先輩の本だけでも読みきれるでしょうか。(一部紹介)
頭のトレーニングから始めますか。「川上から始めよ~成功は一行のコピーで決める」(川上徹也・ちくま新書)、ご自分自身の理念、ポリシーを決めてみてはいかがでしょう。
「脳を鍛える。心が潤う楽しい実践朗読法」(鈴江勤子・主婦の友社)声を出すと脳の活性化につながり、他人に聞いてもらうと嬉しくなります。
「必勝!終活塾」(高橋泰源・双葉社)早死にしても長生きしても後悔しない生き方を、どんな目標を立てましょうか。
「映画監督はサービス業です」(矢口史靖・DUBOOKS)シナリオはフィルムに描くもの。映画作りのノウハウを知るとシナリオの書き方も変わります。
「日めくりオペラ366日事典」(新井巌・言視舎)オペラに精通したら、ちょっとおしゃれ。366日分のオペラのエピソードを知ってオペラを聞くとドラマが見えてきます。
「日本の文様」(藤依里子・大和書房)古から伝える文様にはその時代の歴史が込められています。着物の絵柄にも願いが込められています。
「時代劇でござる」(柏田道夫・春陽堂書店)時代劇は時代考証が必要、あの「引っ越し大名」も、7回も引っ越し(転封)させられた松平直矩の実話を基にしてできたのですから。
「文人たちのまち番町麹町」(新井巌・言視舎)東京の中心を歩くと多くの文学者、芸術家が住んでいました。文学散歩は、知識と健康の両方を得られます。
「ランチ酒 お代わり日和」(原田ひ香・祥伝社)小説ですけれど、東京の美味しいものがいっぱい。文学を楽しみながら美味しいものを食べる、秋ならではですね。
「令和ごはん」(三輪桃加・水王舎)糖質ダイエットは脳が活性化しない、冷たいごはんなら太らないのだそうです。

さて、あなたの秋はなににしましょうか。
私?決まっています。だって冷たいごはんなら太らないし、血液サラサラ、血管ピチピチなのだそうですよ。あ~、だけど温かいピカピカの新米が食べたい。

過去記事一覧

  • 表参道シナリオ日記
  • シナリオTIPS
  • 開講のお知らせ
  • 日本中にシナリオを!
  • 背のびしてしゃれおつ