千葉を助けよう
シナリオ・センター代表の小林です。千葉は、台風被害が大変なことになっています。
緊急事態基本法って、災害時にいち早く対応できるように使うのだと安倍首相は力説していたはずなのに、まったく政府もマスコミも動かないのはなぜでしょう。
マスコミ報道もほとんどなく、昨日あたりからようやく騒ぎ初めて、やっと国も対策会議をするらしいけれど・・・それって今頃?
この暑さの中、電気も水も食料なく、お手洗いもままならない状況で、一体何日ほっておかれるの?
通信情報もなく、今の状況を誰にも知られていないと思ったら、千葉の方々は本当に不安で辛い思いをされていらっしゃることでしょう。
大人はもとより、お年寄り、小さなお子さん、赤ちゃん、体調崩されやすいので心配です。
病院だって、非常用ではクーラーまではつけられないとか。一刻も早い対応をすべきです。
やるべきことはたくさんあるのに、組閣に目の色変えているばかりで、お上は自分たちのことだけで、国民に目を向けていないことが、このことでも本当によーくわかりました。
マスコミはよその国に口出しするばかりでなく、日本の今の現状を報道、逐一知らせてこそマスコミではないでしょうか。
第一に大切にするのは人の命です。
私たちはせめて小さな力でも、大変な状況を拡散して、できることをしていけたらと思っています。
想定外
東日本大震災の時、シナリオ・センターは、帰れない受講生やそのお友達の避難所になりました。
スタッフは、状況がわかる前に素早く動き、インスタント食品など食料をいち早く確保。スタッフ含め約40人、段ボールを敷いて災害毛布で簡易寝場所づくりをしたりして、おびえながら一夜を過ごしたことを思い出します。
あの時の東京は、交通の足はマヒしましたが、電気は大丈夫だったので、暖房も、電話も使えましたし、お店も開いていましたが、それでもスムーズには運ばず、心許ない思いで皆さん一晩過ごされました。
そのことを思い出しても、電気もない千葉の状況は最悪な状態。即刻対応しなくては。
それに加えて、この湿度の高い暑さ、私たちはただただ祈るばかりです。
災害大国の日本ですが、最悪のことを考えるという発想は、お役所的にはいけないそうで、だから、災害対策がきちんとできず、ちっとも備えあれば患いなしにならないのだという意味のことを内田樹さんが言っていました。
大地震は起きる、台風は来る、そんな国だとわかっているのに、最悪のことを考えないっておかしくありませんか。結局、全て想定外になって、後手後手にまわり大慌てするということですね。
少なくともすべての国民が、人間としてきちんと暮らせるようにしてほしいものです。