奉祝曲
9月25日、シナリオ・センター代表の小林です。天皇陛下の即位の行事がいろいろあるようで、10月22日は今年のみ祝日なのだそうです。
祝賀式典で嵐がお祝いの歌を歌うということは知っていましたが、なんとその「奉祝曲」の作詞が岡田惠和さんだと知ってびっくりしました。
作詞の内容は「天皇陛下のライフワークである水問題に関連して、人々の幸せに言及した発言などを手がかりに、壮大なスケール感や令和の時代が始まったことの喜びや希望が感じとれるものになるという」と報道されていましたが、きっとドラマチックな歌になるのでしょうね。
この秋は、10月期の連続ドラマ「少年寅次郎」(NHK)、映画「劇場版そして、生きる」(9/27公開)、10月19日から東京を皮切りに上演される「不機嫌な女神たちプラス1」と岡田さんは様々なジャンルに八面六臂のご活躍です。
私たちも頼もしい先輩の後を追いかけていきましょう。
今年から来年にかけて、祝日が変わっていますのでお気をつけくださいね。
来2月23日は、新たに天皇のお誕生日で祝日となります。
7月は、海の日は突然ですが23日になり、24日はオリンピックの開会式で、スポーツの日として休日。その代わり10月の体育の日はないのだそうで・・・これは今年だけのことらしいです。
山の日も8月11日だったはずが10日に。
今年も来年も、12月23日の平成天皇・上皇様のお誕生日はお祝いしないらしく、祝日ではない平日。
なんのためにするのか、意味があるのかわからない変更ですが(オリンピックに浮かれていて大丈夫なのでしょうか?)、スケジュール調整のためにも把握しておかねばならず、来年はシナリオ・センターの創立50周年でもあり、スケジュール作りは頭が痛いです。
おとぎ話の好きな大人たち
「多くの人たちが苦しんでいます。多くの人たちが死んでいます。全ての生態系が破壊されています。私たちは大量絶滅の始まりにいます。
それなのにあなたたちが話しているのは、お金のことと、経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。恥ずかしくないんでしょうか!
30年以上にわたって、科学ははっきりと示してきました。それに目をそむけて、ここにやって来て、自分たちはやるべきことをやっていると、どうして言えるのでしょうか。必要とされている政治や解決策はどこにも見当たりません。
あなたたちは、私たちを失望させている。しかし、若い世代はあなたたちの裏切りに気づき始めています。未来の世代の目は、あなたたちに向けられている。もしあなたたちが裏切ることを選ぶのであれば、私たちは決して許しません。
私たちはこのまま、あなたたちを見逃すわけにはいかない。」(一部抜粋)
国連気候行動サミットで、スウェーデンの高校生グレタ・トゥンベリさんは、怒りを込めて涙ながら訴えました。
16歳のお嬢さんの声に今月20日は、160か国以上400万人以上の人が「気候非常事態」を訴えるデモに加わりました。
日本はほとんど活動していません。日本は石炭火力発電新増設を計画しています。京都議定書はどうしたのでしょうか。
グレタさんの強い言葉を聞いて、「子どもがなにを言っているのだ」とか「誰かに言わせられているのだろう」という大人たちがいます。恥ずかしい大人たちだと思います。
地震のみならず災害状態をみれば、創造力が欠如していても危ういところにいるのかどうか、日本のほとんどの地域が災害にあっていることはどなたにもわかりきっていることです。
それでも自分たちさえ安泰であればいい、目先のことしか見えない、いや、あえて見ない大人がいるのです。
私たち大人に子供たちが失望するのは当然だと思います。
子どもたちの未来を真面目に考え、一緒により良い方向へ取り組んでいくことが大人たちの責任だと思います。
私自身、最近はシナリオの話に限らず、色々な想いを書かせていただいています。
創作する者は常に人間の営みすべてにアンテナを張っていなければという想いと、グレタさんのやむにやまれぬ気持ちと同じように、想像すればするほど危機感が募るからです。
少なくとも人類を滅ぼす一員でありたくない、そのために何ができるのだろうかを考えて、行動していきたい、声を上げていきたいと思っています。