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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

受賞

Journey to Harmony (祝賀プログラムから)

Journey to Harmony  

シナリオ・センター代表の小林です。土曜日日曜日と即位の礼のパレードや催しがあり、うちの周りは厳戒態勢。我が家は皇居ではありませんが(当たり前だ!)近くなので、交通規制に引っ掛かり、車の出入りも面倒で、ひたすら静かに家でゴロゴロしていました。

9日土曜日に行われた祝賀式典「国民の祭典」では、天皇皇后様の即位を祝って「奉祝曲 組曲 Ray of Water」が演奏されました。
その第三楽章「Journey to Harmony」は、出身ライター岡田惠和さんが作詞され、嵐が熱唱しました。
天皇陛下が水の研究をされていることから、水にちなんで作られたようで
「あの大河だって はじめはひとしずく 僕らの幸せも 大河にすればいい」
素敵な歌詞に感動されたのでしょう、雅子様が涙ぐんでいらしたお姿が印象的でした。
組曲になっているので、そのつながりだとか色々たいへんだったのかなぁと思いながら、岡田さんらしい歌詞に、二重の意味の感動して聞きいってしまいました。
紫綬褒章を叙勲された岡田さん、3万人の前で作詞者として、「ひよっこ」などの脚本家として紹介されていらっしゃる岡田さんの姿を拝見しながら、「書き続ける」ということはこういうことなんだと思ったら、胸にこみあげるものがありました。
30年間書き続けられたからこそ今日があるわけですもの。
紫綬褒章を受勲された時は、いち早くお知らせくださり「30年前、新井校長のセンターを選んだのがすべての始まりです」とおっしゃっていただき、本当に嬉しかったです。天国で新井も大喜びしていることでしょう。
そして、「まとめに入らずまだまだ頑張ります」とおっしゃる岡田さんは、大御所になっても常に新しいことに挑戦されていらっしゃり、この姿勢こそがライターとして、人として大切なことなのだといつも尊敬の念でドラマや映画を拝見しています。
権威に胡坐をかく人が多い昨今ですが、そこにはなにも生み出すものはなく、ただ腐敗するばかりです。
常に挑戦する姿勢を貫くことは難しいことですが、岡田さんを見習って、シナリオ・センターも50年という実績、歴史に胡坐をかかずに、常に受講生の方々の夢が、目的が叶うように、楽しみながらシナリオ・センターで学んでいただけるよう、色々挑戦していきたいと、テレビに映る岡田さんを拝見しながら、改めて思いました。

BKラジオドラマ脚本賞受賞!!

BK(NHK大阪拠点放送局)ラジオドラマ脚本賞が発表になりました。
じゃーん!!なんとなんと、最優秀賞、佳作2本、すべてシナリオ・センターの受講生の方が受賞されました。
地元大阪の大阪校の方がおふたり、東京本校の方がおひとりという快挙です。
おめでとうございます!!
最優秀賞 「家鳴り」 三谷武史(大阪校)
亡くなった母親の実家。空き家のままにしていたのだが、大型台風が来て・・・。
評:現代的な問題を静謐なタッチで描き、人物造形もしっかりしていると高評価をいただきました。タイトルも、これから始まる物語を予感させ、センスを感じる。

佳作「いつもの待ち合わせの駅での奇跡」 菅浩史さん(大阪校)
神戸と大阪の大学に通う二人の待ち合わせ場所は中間点の西宮。そこで二人は喧嘩になり・・・。
評:登場人物をうまく配し、舞台設定も秀逸な作品。しかし、聞き手に空間的な構造や設定を面白がらせる工夫をもう少し盛り込めていたら更に完成度の高いものになったのでは。

佳作「六甲おろしの子守歌」八田明子さん(作家集団)
生き別れになった父親が病に倒れ、駆け付けるが思うようにならない・・・。
評:長い間生き別れになった父と娘。その縮まりそうで縮まらない微妙な関係を絶妙なタッチで描いている。しかし後半の主人公の感情描写を、モノローグのみで表現したことに関してはマイナス意見が多かった。

八田さんは「広島もみじまんじゅう物語」で最優秀賞を受賞され、この11月30日に受賞作は放送されます。
11月30日 RCCラジオ「週末ナチュラリスト朝ナマ!」の中で10:00~10:15「おばあちゃんの記し」

ラジオドラマコンクールは、必ず放送作品になります。今後、BKラジオドラマの受賞作も放送されますので、こちらもお楽しみになさってください。

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