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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

何を表現するか、どう表現するか

出身ライター内館牧子さんの講義風景

日本アカデミー賞2020

シナリオ・センター代表の小林です。日本アカデミー賞のノミネートが発表されました。出身ライターの黒岩勉さんの書かれた「キングダム」が9部門ノミネートされていて結果が楽しみです。
先日お話をお伺いした周防監督の「カツベン!」も優秀監督賞など4部門にノミネートされています。
昨年の「万引き家族」ほどダントツ感はありませんが、それだけ良い映画が出そろっているということですから、むしろ喜ばしいことだと思います。
「翔んで埼玉」、「閉鎖病棟」、「キングダム」「新聞記者」「蜜蜂と遠雷」が作品賞など各部門にノミネートされています。
意外だと思ったのは、「新聞記者」が作品賞などにノミネートされたこと。
今の世の中、無用な忖度ばかりなので、日本アカデミー賞にノミネートなどありえないだろうと思っていました。
映画人えらい!!表現を忖度したらろくなことになりませんものね。気概を感じます。
日本アカデミー賞の発表は3月ですが、今年もいい映画が上映されることでしょう。

表現者

19日日曜日は、138期シナリオ作家養成講座の説明会にを行います。
毎回のことなので、落ち着いているでしょと言われるのですが、実はドキドキしているんです。
新しい人との出会いはいつもドキドキです。
同じことを(違うことを言っていたら詐欺ですもんね(笑))お話ししても、毎回受け手が違うと、反応も違いますから、うまくお伝えすることができるのか緊張します。

お話しすることは大きくは2つです。
ひとつはシナリオ・センターの授業の特長です。なぜ書けるようになるのか、シナリオを描く技術とは何か、どうやって技術を身につけるのか。
もうひとつは出口のお話。デビューをバックアップするライターズバンクです。ライターズバンクとはどんなものなのか、バックアップのシステムはどうなっているのか。
でも、一番申し上げたいのは、「表現することの大切さ」なのです。
どんなことを表現されたいのか、どんな形で表現されたいのか、とても大事なことです。

表現方法は、シナリオだけでなくいろいろな方法があります。
シナリオ・センターの出身の方もテレビ、映画やラジオなどの脚本家にとどまりません。
小説家、アニメライター、漫画原作者、構成ライター、プロデューサー、監督、戯曲作家、ゲームシナリオなど色々なジャンルで活躍されています。
そのどなたも、シナリオの基礎技術を体得されている方活躍できるのです。シナリオの技術とは伝えるための技術です。
シナリオ・センターは、基礎技術の体得を目的としています。
基礎技術を体得することで、息の長い作家になれること、もう一つは多様なジャンルで活躍できるのです。、決して古くならないからです。

そんなお話をさせていただきますので、ともかく何か表現したいと思われたら、まずシナリオ・センターへおでかけください。
19日の説明会は、お茶とお菓子をご用意してお待ちしています。お菓子はシナリオ・センター特注です。ご期待ください。
お気軽にどんなところなのかなあと思ったらおでかけください。
また、21日に相談室、23日にシナリオワークショップもあります。個別のご相談も随時承っています。
表現が狭められてきているこの時代だからこそ、表現すること、自分の頭で考え、心で想うことが大切です。表現したい方、お待ちしています。

過去記事一覧

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