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代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

映画ミーツ落語

映画ミーツ落語

パワー

シナリオ・センター代表の小林です。金曜日から大阪校へ行っていました。
久々に梅田の近くに宿をとったのですが、大阪駅、梅田周辺は開発ですっかり変っていました。どこの国かと見間違うほどの高層ビル群。
空中庭園のあるビルが、ホテルの窓から見えました。そのビルのデザインに、これでもかと大阪精神を見た気がしました。(笑)大阪の企画力は、並みじゃないですからね。
梅田から御堂筋線に乗って大阪校へ行こうと思ったら、まあ、遠い。
表示があるのですぐかと思えば、延々と、それでなくてもわかっていない梅田で、このまま迷子になるのかと・・・なので、課題「迷っている人」の前振りに使いました。ただじゃおきない。(笑)
大阪校へ行っていつも感じることは、パワーがあること。大阪に制作の仕事場が少ないだけに、ハングリー精神があるのかもしれません。
東京校は場に恵まれていることに感謝しなくてはいけませんね。場を活かして、負けずにパワー全開でいきましょう。
私は、せっかくの大阪パワーを萎ませることのないように、大阪校には、ライターズバンクで頑張っていただけるよう、たくさんのチャンスを作っていきたいと思っています。

落語野郎

私の大好きな落語家のおひとりだった桂歌丸師匠、一昨年惜しまれながら亡くなられましたが、「銀幕でも輝く、歌丸さんに会おう!映画ミーツ落語」というチラシをいただきました。
映画に出ていた歌丸師匠なのかぁと、何気なくチラシを拝見していたら、あらら、なんとなんと、3本上映するその映画、3本とも全部新井一のシナリオの映画じゃありませんか。
びっくり!!シナリオ・センター事務局中で大騒ぎとなりました。
上映する映画は、かって東宝で大当たりしたシリーズ「落語野郎シリーズ」から3本選ばれていました。
「落語野郎大泥棒」「落語野郎大脱線」「爆笑野郎大事件」です。
シリーズ第1作は「落語野郎大脱線」から始まりました。
1966年、空前の落語ブーム、漫才ブームの中、落語家、漫才師の豪華キャストで、落語ネタで創られたものだそうです。
歌丸師匠のスクリーンでの活躍ぶりを楽しんでいただくための上映特集ですが、奇しくも新井一の特集にもなっちゃいました。(笑)
私が落語好きになったのは、新井一の影響だったのかもしれません。センターに保管していますが、落語全集など、落語の本もたくさんありました。
新井が口を酸っぱくして言っているキャラクターですが、落語ほどキャラクターが立っているものはありません。
くまさん、はっさん、ご隠居、若旦那・・・落語に出てくる人たちのキャラは徹底していますものね。
落語はシナリオの勉強になるといいとよく言われますが、お話の構成もさることながらキャラクターというのが一番大きいかもしれません。

「落語野郎大脱線」は落語の「へっつい幽霊」などを題材に、「落語野郎大泥棒」は「人情噺 おせつ徳三郎」などを題材にしています。
「爆笑野郎 大事件」は「落語野郎」のスピンオフ作品で、時の人気漫才師チックタックを主演に漫才師、落語家総出演の映画です。

さて、こちらの映画が、2月15日から21日横浜シネマリンで上映されます。
毎回14:00から、大体90分前後です。
2/15「落語野郎大泥棒」+桂歌助さんのトーク、2/16「落語野郎大脱線」+佐藤利明さんのトーク、2/17「落語野郎大泥棒」、2/18「爆笑野郎大事件」、2/19「落語野郎大脱線」、2/20「爆笑野郎大事件」、2/21「落語野郎大泥棒」
この頃は2本立てで時間は短いですから、歌丸師匠と新井一をちょこっとお楽しみください。
シナリオ・センター事務局のところに台本が飾ってありますので、こちらもご覧ください。受講生の方からの寄贈していただいた台本もあります。

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