企業理念が具体化されたらどんな状態になっているの?
シナリオ・センターの新井です。
企業理念というと、小難しい気がしますが、要は『自分たちのあり方』なのかな、と。
ですが、意外と掲げている企業理念が実現されるとどんなことが起きるのか、その様子って、ぼんやりしているような気がします。
そこで今回は、
シナリオ・センターが描く『あり方』とは……ということで、代表の小林にインタビューしてきました。
具体的なシーンをシナリオと絵にしてみる!
シナリオ・センターの企業理念はこちら。
『日本中の人にシナリオを書いてもらいたい』
です。
さっそく、代表に『日本中の人にシナリオを書いてもらいたい』という理念が実現されると、どんなステキなことが起きるのかを具体化してもらいました!
▼と思ったら、いきなり悩みだす小林代表
新井:『日本中の人にシナリオを書いてもらいたい』ということで、日本中の人にシナリオを書いてもらうと、どんなことが起きるの?
小林:う~ん……いきなりそう聞かれると、案外『絵』って浮かばない……
新井:では、シーンで考えてみたら?シナリオを書いてもらうことで変わる世界の変化でもいいし、書いているときに頭の中で起きることでもいいし。
小林:そうねぇ……
▼少しだけアイドリングをして、ちょっとずつシナリオを書き始めます
なかなかうまくいかない……とブチブチ言いながらも、シナリオを書いていきます。書き始めると、それこそイメージが浮かんでくるようです。
▼シナリオが書き終わったら、そのシーンを『絵』にしてもらいます
だんだん『絵』も具体化になってくる小林代表。
意外にも、絵心があるかも!?
せっかくなんで、『絵』に色も付けてもらいます。
企業理念を、絵にしたら「お互いのことを考えるシーン」が生まれました
新井:ここで描かれているのは、どんなことが起きているシーンですか?
小林:怒っている男性と、三人の男女の話を、私がシナリオに書いているところをイメージしました。
小林:シナリオを書くと、アクションとリアクションを考えます。ふつうの人は、自分のアクションばかりを考えてしまって、相手のリアクションをきちんと考えていない。そこを描いたつもり。
このシーンには、いろんな人がいます。
まず右側の怒りだす人。それに対して、泣く人、怒る人、知らんぷりする人が左側にいます。
一つのアクションに対して、人によっていろんなリアクションがある。シナリオは、さまざまなリアクションまで考えられるようになります。
新井:シナリオならではの発想をしているシーンですね。
小林:そう。なので、相手にこういってはダメ、こういった方がいいと考えらえる、人に対する想像力がある人が増えること。そうすることで、社会は幸せになる、そんなことを考えて、この絵を描いてみました。
絵にすることに、言葉のイメージがはっきり見えだす
シナリオ・センターでは、日々念仏のように『日本中の人にシナリオを書いてもらいたい』と言っています。でも、実際に誰に書いてもらいたいの?書くとどんなことが起きるの?ということを、具体的にイメージできていたかというと、自戒も込めてちょっと疑問。
代表の絵を見ながら、自分ならこう書くな、こういうシーンを描きたいな、とイメージが湧くから不思議です。
企業理念は、抽象的な言葉。だからこそ、それぞれが具体的なイメージを表現することが大切なのだなと、改めて思います。
『あり方』を絵にすることで、自分の考えを整理できますね。