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ジムを超えたジム!『ヴィムスポーツアベニュウ』さんの企業理念を見える化!

『ヴィムスポーツアベニュウ』の宮嶋さんに、挑戦してもらいました

ステキの正体、教えてください!

シナリオ・センターの新井です。

「なんかステキだな」と思う企業って、企業理念と企業活動がバッチリかみ合っているきがするのです。でもそれだけじゃ、ステキの正体がわからない!と思ったので、企業の『あり方』を聞きにいくシリーズを勝手に開始。

今回は、荻窪にあるフィットネスクラブ・スポーツジムの『ヴィムスポーツアベニュウ』さん。「こんなスポーツクラブが地元にほしい!」と思わせる『あり方』とは……ということで、宮嶋さん(代表取締役社長)にインタビューしてきました。
公式サイト:https://vimsports.net/

企業理念を基に、具体的なシーンをシナリオと絵にしてみる!

ヴィムスポーツアベニュウさんの企業理念はこちら。

『活力あふれる社会の実現』

です。なんか、『活力』って入ってると体を鍛えるジムっぽい響きを感じます。

ですが、それだけではないらしい。

 

▼「『活力』について語ってくれる宮嶋さん

宮嶋さん:うちはスポーツクラブだけど、体を鍛えるよりも来てくれる人同士がつながる、そんな場なんです。

新井:スポーツクラブとかジムって、一人で黙々と筋トレするとか泳ぐとかのイメージですけど……つながるって、どういうことですか?

宮嶋さん:うちのクラブにきたら、地域の人や情報に会える。そして自分のコミュニティに帰って、クラブでの経験を話す、そうやってヴィムがハブとなって、つながりを作れたらいいと思っています。

新井:へぇ~……それで活力が?

 

▼『人』の話をするとき、なんか楽しそうな宮嶋さん

宮嶋さん:人って、一人でいるよりも人といた方が元気になるじゃないですか?落ち込んでたら話せたり、おもしろいことあったら一緒に笑ったり。
あるスタッフは「スポーツクラブだけど、運動指導以上に人と人をつなぐアテンド役」と自分の仕事について言ってたり。

新井:めっちゃ、いい話じゃないですか?

宮嶋さん:ちょっと、グッときちゃったよね。

さっそくそれが、どんなイメージなのか描いていただきます。

 

▼「えぇ~」と考えをめぐらす宮嶋さん

ふだんから頭の中に「ヴィムがハブとなって」というイメージがあるのか、すぐにヴィムさんのロゴのまわりに、電気のスイッチ的なものが集まる絵を描き始めます。

絵、うまいぞ

個人的には、おじさんが(失礼!)ちょっと半笑いとかになりながら、絵を描いている姿って微笑ましい。自分の絵に笑いつつ、浮かんできたイメージをとらえていく楽しさなのかも。

企業理念を絵にしたら「居場所を作っているシーン」が生まれました

絵から描き始めた宮嶋さん。

「ヴィムさんって、単なるスポーツクラブじゃないぞ」と思う新井の考えが、絵にしてもらうことで、ハッキリとしてきました。

新井:この歌っているやつは?

宮嶋さん:これ、うたごえ喫茶のイベントです。で、こっちはスキー合宿の絵で、これはランニングの絵。

新井:ランニングも外なんですね。

宮嶋さん:そう。あ、ヴィムの中の様子はこっちね。水泳しているところと、筋トレ。シックスパックにしてみた。(笑)

新井:スポーツクラブなのに、いろんなことやってますね。

宮嶋さん:たとえば、退職間近の方とかだと、地元に友達もいなくて、時間持て余してウチに来る方とかもいるわけです。そういう人に声かけて、新たな体験を通して居場所を作れるようにしてるんです。

新井:なんか、おじさんとかって、女性みたいに器用にコミュニケーションできないですもんね。

宮嶋さん:まさにそう(笑)。でも、そんなおじさんもゴルフイベントとかで一日みんなと過ごして、お酒も飲んで……で、キーになる人とつないであげたりすると、クラブでもコミュニケーションがとれるようになるから。

 

では、どんなシナリオができるのでしょうか。

宮嶋さん:そしたら、そういう人たちが変わっていくような感じで……

ということで、ヴィムさんに来る前の退職を控えたおじさんたちの会話になりました。

黒木「金はもらったけど、やるものがないよぉ~」

中山「昔はテニスやってたじゃない」

黒木「忙しく働いているうちに、当時の仲間とも連絡取らなくなっちゃったから」

新井:まさにこういう人たちがヴィムさんに来て……

宮嶋さん:そう。人とつながって活力を得て、自分のコミュニティで活躍してってそういうイメージ。

だから、うちのスタッフは体育会系以外でもOKなんです。トレーニング技術は教えられるけど、人を想いやったり、変化に気づけるってことの方が大切だから。

新井:わたし、昔、通ってたジムの人と話したことないですよ

宮嶋さん:大型店とかは、社員が3、4人であとはアルバイトってところが多いですから。話をするとか、人とつながるとか、ないかもしれませんね。

新井:確かに……でも、そうしてないヴィムさんって大変じゃないですか?

宮嶋さん:いまAI使って、適正なトレーニング負荷をかけるマシーンとかあるんです。でも、うちはそういう時代からこそ、人に手をかけていこうって。人と人が顔を合わせてトレーナーとハイタッチとか、やっぱり気持ちいいじゃないですか?

新井:あぁ、それはそうだなぁ~
 元々、宮嶋さん自身の中に『人とのつながり』ってテーマとしてあったんですか?

宮嶋さん:う~ん、どうだろう……でも、人が自分のことを気にしてくれる、感謝してくれるって、「ありがとう」って言ってもらえたらうれしいじゃないですか?なかなか仕事で言ってもらえないでしょ?
でも、ウチはお客様と真剣に向き合うと、相手に感謝してもらえますもん。私にとっては仕事のモチベーションかもしれない。

絵にすることで、言葉のイメージがはっきり見えだす

人とのつながりを大切に!的な話は、けっこうどこの企業でも言っているけれど、ではやっているか?というと、ちょっと疑問。つながりという目に見えないものだから、お題目になりがちです。でも、ヴィムスポーツアベニュウさんはそれをまさに実践しています。

お客様の小さなことに気をかけることで大きな感動につなげていく、その先に『活力あふれる社会の実現』があるんですね。シナリオ・センターも、みなさんの居場所としてふさわしくあれるように、頑張らねばと改めて思う時間でした。

 

記事の確認の際に、宮嶋さんから今回のインタビューの感想を頂きました。

『やはり自分の会社の想いを改めて考え、言葉そして絵にしてみるとそこへの熱量が改めて上昇することと、楽しい気持ち(だからこの仕事やってるんだという改めての気づき)を感じました』

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事例URL:シナリオ発想で 企業の核 となる理念フレーズを考える

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