生姜
シナリオ・センター代表の小林です。昔から生姜が大好きで、初夏には新生姜で佃煮や酢漬け、シロップ、生姜酒などを作ります。
根生姜は冷蔵庫に1年中欠かさず入っており、料理にもなにかというと生姜を入れてしまいます。
こういうウイルスが飛び交う時期は、「絶対生姜」を信じていて(笑)、今も生姜紅茶を飲みながら仕事をしています。
生姜の効能はいいことだらけで、抗炎症作用、鎮痛、血行促進、殺菌、整腸作用など身体にすべていい。痩身にもいいといわれていますが、これは効くとは思えません。(笑)すべてあくまで私見です。
でも、悪いことはないようですので、ウイルス予防になるかどうかはわかりませんが、免疫力アップにお試しください。
お鍋にぶち込んでおくだけでも、寒い時期は特にいいかと思います。
入学動機
1月に始まった138期シナリオ作家養成講座受講生の方々の入学の動機を読ませていただいています。
ほとんどの方が、ドラマ、映画のシナリオに限らず、アニメ、ラジオドラマ、小説、ゲームシナリオなど色々な表現方法に興味を持たれていらっしゃるようです。
『シナリオ・センターだけが「シナリオが描けると小説も書けるようになる」と一石二鳥感を出していたので、少々怪しいかと思ったが、面白いと思って入った』という方がいらっしゃいました。ありがとうございます。
そして・・・すみません、怪しい感じで。(笑)
「シナリオが描けると小説も書けるようになる」
それはなぜかというと、シナリオ・センターで学んでいただくシナリオの技術は、伝える技術だからです。
どんな創作でも、人に伝わらなくては意味がありません。シナリオの基礎技術は、人に伝わるように見せるための技術です。
日常でもあることですが、あなたと一緒に歩いていた友人が、急に向こうから来た人に向かって「おじさん!」と手を振ったとします。
あなたはこのおじさんは、友人とどんな関係のおじさんかわかりますか。
そんな時にシナリオの基礎技術の中にはわからせるための技術があるのです。
謎の「おじさん」の正体を知るためには三角法という技術を用います。観測法と同じです。
そのものがどこに位置しているかは一つだけではっきりしないので、二つのものを同時に当ててみることによって観測する、わからせる方法です。
A子「おじさん、ひさしぶりじゃん」
おじさん「A子、姉貴は元気になったか?」(第一観測点)
A子「うん、大丈夫。お母さんは、もう働いているよ」(第二観測点)
親しい感じが出ていますし、姉貴というおじさんのセリフで、どうも親戚らしいことがわかります。
A子の「お母さんは・・・」のセリフで、姉貴とお母さんは同じ人、そう、このおじさんは、A子の叔父さん(お母さんの弟)ということがわかりましたね。
隣のおじさんだったり、魚屋のおじさんではありませんでした。
伝えるというのはこういうことです。
特に日本語は同じ言葉で違う意味を持ったりします。「パパ」だってそうでしょ。これを反対に使えば、わからせないことで物語が面白くなるかもしれません。
これは一例ですが、シナリオ・センターでお教えるのは、どうやったら伝わるのかの技術ですから、映像表現の技術ですが、「シナリオを描かけると小説も書けちゃう」ということなのです。
というわけで、怪しくないので、シナリオ書きたい方も、小説書きたい方も、楽しく学んでください。(笑)