137期シナリオ作家養成講座修了式
シナリオ・センター代表の小林です。エイプリールフールの今日ですが、今まで散々嘘ばかり聞かされてきたので、今日くらいは本当のことを聞きたい気がするのですが。(笑)
さすがに嘘を楽しめる雰囲気ではありません。
これは本当の明るいお話です。本日は137期シナリオ作家養成講座の昼の部の修了式をしました。
6ヵ月間お疲れさまでした。
本当は、受講生皆さん一人ずつに修了証書を授与させていただくのですが、コロナのこともあり、せっかくの修了式だというのにオンライン修了式とさせていただきました。
担当講師柏田とチューターの田中と私の3人で行う無受講生修了式。
さぞかし寂しかろうと、気持ちが引き立つように明るいまっ黄色のお花を机に添えたりしながら始めました。
修了証書授与の後、いつも受講生のお一人お一人に受講しての感想コメントを言っていただくのですが、今回はZOOMを使って遠く離れたご自宅などから参加していただきました。
ひとりひとりが違う画面で映っていることも面白く、直にお会いしてお話をお聞きするのとはまた違った臨場感もあり、おっ!!こういうことができるのかと・・・思っていたより楽しくて、アナログの私はひたすら感動してしまいました。
画面に向かって、私自身は映っていないのに、コメントをお聞きするたびに拍手したり、手を振ったり・・・思わずです。
発想の転換
こんなやり方は、シナリオ・センター50年の歴史上でも初めてですが、考え方を変えれば、137期の方々は、どの期の方よりも記憶に残る修了式になられたのではないかと思います。
新井一がよく言っていた「発想の転換、アベコベ法」でいえば、今までの受講生の方々が経験のできないことをしているのですから、それを逆手に取ってプラスに転換することこそ、創作者なのかもしれません。
何もできない、先が読めないというよりも、昔イチロー選手が、「自分の意志ではどうにもならないことを考えるのは時間の無駄。自分が今できることをやるだけ」というようなことをおっしゃっていたことを思い出しました。
自分ができることをちゃんとやればいいのだと、いえ、やるべきだと思っています。
ちゃんとやることで、気持ちも落ち着きますし、前に向けます。
シナリオを学ぶ者は、シナリオを描きましょう。小説を書く方は小説を書きましょう。
未曾有の経験は、人間の本性がでてしまいます。倉本聰さんは、「受信80%、発進20%」と作家としての必要な姿勢をおっしゃっています。
今こそ創作者としての力が試されることはないかもしれません。色々な角度から見ていく、聴いていく、経験していく・・・作家魂を燃やしてください!
さて、137期シナリオ作家養成講座修了式、夜の部が始まります。