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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

今できること

1990年、夏期合宿の宿は畳だった(はるか昔の生徒さんたち)

舵取り

シナリオ・センター代表の小林です。5月はどうなるのでしょうというお問い合わせをいただきます。
そうですよね、知りたいですよね。私も明確に5月からは通常通りですと申し上げられたら、どんなによいかと思います。
本当にどうなるのでしょう。
いつになったら収束を迎えるのか、たぶん世界中の誰もが答えを持っていません。
ワクチンや治療薬は研究される専門家の方に任せるとして、今は、答えのない事態を少しでもこじらせないようにしていくことだけが、舵取りの役目なのだと思います。
優先順位をどうするか、誰が一番困っているのか、本当にカビノマスクは必要なのか等など、せめてわかりやすく信じられるように、方向性をみせていただきたいと切に思います。

シナリオ・センターは、とてもシンプルです。
描き続けていただくために、できることは何かと考えていくだけだからです。
なので、形は少し変わっても、描いていただくことだけは変わりはありません。
講座はオンラインですけれど、ゼミに通学できない今ですけれど、ひたすら描いていただけるように、しっかりと添削で向き合っていかせていただきます。
だって、作家への王道は描いてナンボですから。

デジタル派もアナログ派も

今日はワンポイント講座。柏田講師の「アイデア!をひねり出すかんたん発想 ~「ジャンルアプローチ法」~』が行われます。
オンライン講座って、私みたいなアナログ人間にはどうやって参加すればいいのか、ドキドキしちゃうのですけれど、一回やってみると案外簡単なので、初めての方も挑戦してみてください。
コロナ次第ではありますが、出来る限りワンポイント講座のようなものを行って、皆さんの描くためのモチベーションを保っていけたらと願っています。
土曜日には公募コンクールのためのピンポイント講座も行います。

アナログ人間の私は、私同様オンラインとかできる方ばかりではないと思うので、月刊シナリオ教室に新井一の10則集をもとに「新井一かく語りき」を掲載しています。ご覧いただければ嬉しいです。
ふとこれは使えると思ったのが、カルタです。新井は「シナリオいろは」というのを作っていました。
今は集まるわけにいかないので、カルタ大会をやろうというのではありません。収束したらみんなで「シナリオいろはカルタ大会」なんていうのも考えられるけれど、私の思っているのは、今はそこではなくて、カルタって覚えやすいじゃないですか。
例えば、若い人はご存じないかもしれませんが、年配の方ならほとんどの方が、「いろはがるた」で遊ばれた経験をお持ちだと思うのです。
「い」といえば、すぐに「犬も歩けば棒にあたる」なんてでてきませんか。
ワンフレーズなので覚えやすいというのが、カルタの特徴です。百人一首よりずーっと簡単なのです。
新井の使った「シナリオいろは」は、
い 一番いけない独りよがり
ろ ロケの景色も芝居のうち
は 柱を立てるときが正念場
に 人間を描くのが目的
ほ ほれたはれたがドラマのもと
へ 変な話は動機をつける
と 当然の話はつまらない
来週は、「ち」から行きます。お楽しみに。(笑)

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