「親子で楽しめる作品、何かないかな」とお探しのかたや、「癒されたい…」とお疲れのかたは、コマ撮りアニメ―ションはいかがですか?
今回は、吉田真司講師(本科担当)がおすすめする『こま撮りえいが こまねこ』をご紹介。
脚本家・小説家志望者は、ストーリーや気持ちをセリフに頼らずに表現する勉強にもなりますよ。
吉田真司講師おすすめ『こま撮りえいが こまねこ』
〇吉田講師: 2006年に制作されたストップモーションアニメで、短編5話からなる1時間弱の作品です。8ミリカメラで動画撮影が趣味の猫の女の子、こまちゃんの日常と小さな冒険が描かれます。
主人公だけでなく様々なキャラクターが登場し、最後は明るい気持ちになれる作品です。
小さなお子さんのいる方は親子でも楽しめると思います。
実はこの作品、セリフは猫の「ニャーニャー」だけです。
それでもストーリーや気持ちは伝わってきます。
仕草や動き、小道具使いなど映像で伝える工夫や飽きさせないためのアイデアが詰まっていてシナリオを描く上で参考になると思います。
5話の内容は以下です。
第1話「こまねこ はじめの一歩」
8ミリカメラで撮影するこまちゃんを飛んできたハエが邪魔して悪戦苦闘する話。
第2話「カメラのれんしゅう」
野原で8ミリカメラの撮影をするこまちゃんに、可愛い幽霊が忍び寄ってきます。
第3話「こまとラジボー」
機械いじりが好きで偏屈な男の子ラジボーがやってきて、トラブルもありますが最後は友達に。
第4話「ラジボーのたたかい」
ラジボーが飛行機のラジコンで鳥と戦います。
第5話「ほんとうのともだち」
ピクニックに出かけたこまちゃんが、なんと雪男に遭遇します。はたして雪男の正体は--。
※YouTube
2003dwarf
【公式】『こまねこ はじめのいっぽ』
※吉田講師は、別のテーマでも映画をおすすめしています。
「夏オススメ ちょっと大人になれる映画~シナリオ・センター講師8選~」はこちらからご覧ください。
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