過去から学ぶ
シナリオ・センター代表の小林です。週初めからお天気が悪いとなんだかなぁって、ちょっと元気が失われるかんじ・・・。
沖縄、九州地方は激しい雨とか、土砂災害などにくれぐれも気をつけください。
コロナだけでいっぱいいっぱいなのに、この上災害が起こるなどしたら、本当にやりきれません。
なぜか日本はあまり過去に学ばない気がします。戦争もしかり。
ちゃんと過去を見つめて国全体で過ちを認めるドイツと、事実をきちんと探ろうとしない、知ろうとしない日本とは、すべてにおいてかけ離れてしまっています。
災害大国の日本です。東日本大震災、各地の土砂災害や台風災害の復興もまだ終わらない今、再び三度悲劇が起こらないように、土台を固めてほしいものです。
目先の経済の事ばかり考えずに、コロナ第2波もちゃんと想定して、一人も人が死なない、医療崩壊に陥らないようにしてほしいと思います。
想定外だとうそぶかれて、いつの世もお上の迷走に泣くのは下々ばかりです。
二つの映像募集
こんな時は、なんとなく目先の大変さに振り回されて、先を見ることができにくいものです。
でも、だからこそ、今までと違う自分を発見したり、他人を見つけたりできるのが創作です。
3年連続、シナリオ・センターの方が上映を果たしたndjc~若手映画作家育成プロジェクト~の2020年募集が始まりました。
監督を目指す方は、是非とも応募してみましょう。
この応募に関しては、一次はシナリオ審査、シナリオ・センターの推薦が必要なのですが、シナリオ・センターの方はこの4年連続で受かっていらっしゃり、最終の映画づくりも3年連続で創られています。すごいでしょ。
シナリオが描けないとシナリオがちゃんと読めませんから、シナリオがちゃんと描けるっていうのはすごい強みなのです。
6月19日が締め切りです。シナリオ・センターが推薦者をndjcにご連絡するのが6月15日なので、それまでに応募するかどうかは私までお知らせください。
ステイホーム中も映画を楽しんでもらおうと松竹がとても楽しいコンクールを開きます。
「#リモート映画祭」見るのだけでなく、創るんですって映画を。
プロアマ問わず、広く一般からの公募で、自宅でリモート制作した短編映画をSNSで公募するというもの。
映像は30秒から20分。ステイホームしている人が楽しめる内容で、ストーリー性があり、自宅で撮影していることが条件です。
参加の仕方は公式HPで、詳しくご覧になっていただければと思いますが、面白いのは、「複数の出演者が各々の自宅で出演することは可能だが、作品制作や撮影のために人が集合してはいけない。制作過程で国や地域の新型コロナウイルス感染拡大防止の妨げになってはならない。」ということ。
感染を防ぎながら、制作をする。これは発想と見せ方の勝負になりそうです。
グランプリ賞金は30万円ですが、副賞がすごいのです。
松竹の石塚プロデューサーとともに次回作を共同開発する権利や松竹配給作品の宣伝動画を共同開発する権利が与えられるそうです。
この募集は、コロナがなければ絶対に生まれなかったものですね。
「災い転じて福となす」っていうところでしょうか。
どんな時でも夢は追うことができます。そして叶えることも。未来に向かって今だからできること、やってみましょう。
何もできないという発想からは何も生まれません。できることを確実にやっていく、もっとよくできないかと常に前向きに考えていく。
私たちには、ふたつのそうぞうりょくがあります。想像力・創造力を楽しみながら使いこなしていきましょう。