援助
シナリオ・センター代表の小林です。コロナウイルスで精いっぱいのところへ、色々出てくるわで日本はどうなるのでしょうか。なんといっても、政治は私たちの生活とは切り離せないものですから、笑いごとでは済まされない出来事に心は痛むばかりです。
私が関係している子供のためのボランティア団体は、養護施設から卒園して大学や専門学校へ行く子供たちに奨学金を出しています。
彼ら彼女たちは、養護施設を出て自立しなければならないのですが、コロナで入学が遅れている上に、バイトもなくなる状態になり、助けを求めるところもなく、本当ににっちもさっちもいかず生活費にも困っていました。
そのことを知るや否や、即決で生活費の援助を決め、振り込むという素早い対応をしました。報告をいただいたときに、本当にほっとしましたが、とはいえ、それは私たちの見える範囲でのことで、ニュースでも仕事がなくなり、公園の水を飲み、野草を摘んで飢えをしのいでいる方が多々いらっしゃると聞きました。
一律10万円は、まず寡婦手当や児童手当を出している方々へ申請だのなんだの言わずに、まずは振り込むなど、何か手立てはあるような気がします。
素早い対応がなぜできないのか、マスクや防御服などもそうですが、民間であれば素早くできることが国はできない、本当は反対であるべきなのだと思うのですけれど。
今までにない社会状況だけに、一人一人の想像力とやさしさが試される気がします。
乳がんの胸はコロナに負けないためにある
テレビを見ていると、どんどんリモート映像になってきています。そしてその可能性が広がってきています。
先日、紹介した柏田講師の小説を読むリモート朗読劇、NHKが初めて挑戦した森下佳子さん始め3人の方が創られたリモートドラマなど、新しい波が生まれてきているようです。
坂元裕二さんもリモートドラマの新作に挑まれるそうです。
「リモートドラマ Living」(NHK)15分4話のオムニバスとか。5月30日・6月6日放映。
小説家の阿部サダヲさんの想像の世界に描かれる4つの家庭の不思議な物語だそうで、広瀬アリス、すず姉妹、永山瑛太、絢斗兄弟、中尾明慶、仲里依紗夫妻、青木崇高、優香夫妻が出演するファンタジー。
リモートドラマの新しい可能性を楽しみに拝見しましょう。
映画「AI崩壊」でもZoomを駆使したオンラインイベントを行い、大盛況だったとか。どんどん世の中は変わっていきますね。
シナリオ・センターの講師鹽野佐和子SARAさんも、Zoom劇に挑戦されます。
乳がんコミュニティのための演劇「ブレストウォーズ 恋する標準治療!~女の胸はときめくためにある~」(略してブレ恋)は、乳がん経験者と舞台人が一緒に創作するメディカルコメディとして企画されました。
ですが、コロナウイルスのため上演することができなくなり、乳がん患者は家に閉じこもり、舞台人は公演、お稽古もできなくなり、つらい日々となりました。そこで、この状況を打破しようと考えついたのがZOOMを使ったリモート劇。
脚本演出を手掛けられた鹽野講師は「乳がんというピンチをチャンスに変えて生きてきたサバイバーの名にかけて、このコロナ禍にも挑戦しよう」と決心され、舞台公演用の台本のトップシーンをZoom用に改稿され、プロの俳優とサバイバーの力を結集させ、泣いて笑える、ついでに乳がんのことも勉強出来ちゃうメディカルコメディを作られたそうです。
LIVEトークもあり、Zoomで女優デビューを果たした乳がんサバイバーたちが登場し、大病を乗り越え、コロナ禍の今でさえ楽しく生きる秘訣をお話してくださるそうです。
5月30日(土)19:00~20:00
「ブレストウォーズ!乳がんの胸はコロナに負けないためにある」
LIVEのURLは後日ブレ恋公式HP、FBページ、Twitterにアップされます。
元気もらっちゃいましょう!!