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シナリオ・センター

代表 小林幸恵が毎日更新!
表参道シナリオ日記

シナリオ・センターの代表・小林幸恵が、出身ライターの活躍や業界動向から感じたことなど、2006年からほぼ毎日更新している日記です。

今やれること

センターのシールド

シールド

シナリオ・センター代表の小林です。やあ、弱りました。昨日に引き続き、東京都の感染者は20名だそうです。大丈夫なのか・・・そんなつぶやきしか出てこない毎日です。
どこも再開したい。もう再開されたところもある。ですが、この状況が続いたら、東京は再び・・・。心理としては、快方に向かっていると考えたいです。
シナリオ・センターは、来週まではzoomゼミ、オンライン講座で授業を行い、3週目から通学と考えていますが、さて、どうなるのでしょうか。
大阪校は2日から再開しましたが、地域によって感染者数も違うので、東京は東京の動きを見ながら決めなければいけないので、毎日頭を悩ましています。

今は、3密にしないための教室レイアウトや運営方法を考えたり、設備を整えたりと、再開へ向けて動いています。
昨日、やっと事務局カウンターに注文していたシールド、透明パーテーションが届き、早速設置しました。
コミュニケーション重視のシナリオ・センターとしては、あまり喜ばしくはないのですが、今は安全が第一ですから仕方がありません。
でも、ま、設置してみると、威圧感もないし、感じも悪くないと思うのですが、いかがでしょう。
お互いに「ご安全に!」と心の中で声かけ合いながら、私が感染しないことと同じくらい私が感染させないことを大事にしていきましょう。

ナレーション

4月期は、始められなかったり、途中でお休みになったりと、先に進んでいませんから、当然のように今年の7月期連ドラは動きません。
7月期のみならず、秋ドラはどうなるのでしょう。
多分ほとんどの4月期のドラマが3,4話までくらいしか撮影が終わっていなくて、これから撮影だとすると秋ドラも押してしまうかもしれません。
テレビ局は、頭を抱えていらっしゃるでしょう。早く撮影ができるようになってほしいです。

なんとNHKの朝ドラも6月27日で、現在放映中のお話はストップしてしまうのだそうです。
出身ライターの清水友佳子さん、嶋田うれ葉さんが脚本を手掛けられているだけに、とっても残念です。
次の6月29日からは、第一話から再放送になるとのことですから、ご覧になっていた方は、今一度じっくりご覧になってみる、見損なっていらした方は楽しんでご覧になるといいですね。
再開したときには、お二人の創られたドラマを楽しんでいただければと思います。

朝ドラは、普通のドラマと違って、かならずナレーションが入ります。
ただ、このナレーションも、色々なです。
「エール」のナレーションは、声優で大人気の津田健次郎さんで、物語の語り、三人称のナレーション、落ち着いた声が評判です。
朝ドラのナレーションは、脚本家の方々がそれぞれ策を練りに練っていらして、ただの語りではないことが多いです。
森下佳子さんの「ごちそうさん」はぬか床の精を吉行和子さん、岡田恵和さんの「おひさま」は主人公の将来役の若尾文子さん、「ひよっこ」は伴走者として増田明美さん。山本むつみさんの「ゲゲゲの女房」はお祖母ちゃん役でもある野際陽子さん、「なつぞら」は亡くなったお父さんとして内村光良さん、「あまちゃん」は、3人が分け合うというナレーションで、故郷編はおばあちゃん役の宮本信子さん、東京編は前半後半で小泉今日子さんとのんさんの母娘でした。
こう見てみるとナレーションの視点がドラマを創っていますね。

シナリオ・センターでは、ナレーションは説明になってしまいがちなので、できるだけ使わないというのが基礎講座の時のお約束です。
なんでもこういうことでした、彼女はこう思っていましたって語っちゃったら、シナリオの必要がありません。映像で見せていくことが大事です。
でも、朝ドラは、時間的にもじっくり見るというよりは、朝の慌ただしい時間に見るということあり、ナレーションは必須。
なので、脚本家の皆さんはナレーションの良い面も悪い面も熟知されているので、いかにうまく使うかということを考えて作られているのです。
ついつい便利に使いがちですが、効果的なナレーションとはどんなものか、色々なドラマを観ながら考えてみてください。

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