赤色
シナリオ・センター代表の小林です。東京アラート発動後、人出は増えているって、どういうことなのでしょうか。
東京アラートは、都庁やレインボ―ブリッジを赤く染めるだけ?
諸説紛々で、誰の説を信じて安全と思っているのか、自分だけは大丈夫というバイアスで動いているのかわかりませんが、多くの方が動き出しています。
昨日日曜日は、息抜きの方が多かったとは思うので、そこはちょっと自粛してほしいかなと思ったりしますが、とはいえ、人が来てくれないと商売にならないので、これまた一概にいいとか悪いとかいえないことで難しい。
平日はそれぞれ生活もありますし、会社も危ないことになりかねないので、どうしても通勤せざるをえない方もいらっしゃるでしょう。
皆さんご無事でと、祈るばかりです。
世界中で試行錯誤をしながら、Withコロナでいこうとしているわけですが、安全・危険の線引きを具体的に示していただけないと、第2波を防ぐことは不可能な気がします。
毎日コロナ話も飽きてきましたが、当分は一喜一憂しながら、一歩一歩進んでいくしかないと思っています。
名画は
東京はステップ2となって、映画館も再開の運びとなりました。
とはいえ、新作はほとんどかかっていませんが、このままでいけば7月くらいからは、新作も出てきそうです。
今は、名画座のように昔の名作をみることができます。
古い映画かぁ~と思われるかもしれませんが、それこそ名作ばかりですから、またとないシナリオの勉強になります。
とくに名作は映像表現が素晴らしい。いかに絵で見せようかということを考えて作られていますから、何気にシナリオの技術満載。
映像で見せることって、こういうことなんだって、よくわかります。
シナリオ・センターの講義で必ず例に出る「ローマの休日」(1953年)もやっていますので、シナリオの構成、映像表現を学ぶとともにオードリーヘップバーンの気品にあふれた輝くような美しさも堪能してください。
「E・T」(82)、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(85)、私が、子供の頃驚愕の想いで観た70㎜映画「ベン・ハー」もやっており、今の画面だとあの迫力はどのようにみえるのでしょうか。
新海監督の「天気の子」「君の名は」「言の葉の庭」なども上映されています。
余計なことですが、私は「言の葉の庭」が一番好きです。
シネコンなどは、左右前後を開けてのソーシャルディスタンスの座席配置にしています。そこまででなくとも隣の座席は開けてそこまで定員の半分というところが多いようです。
映画館は閉鎖された空間のように思えますが、館内の空気と外気と入れ替える空調設備も完備されていて換気しているので、密閉空間ではないそうです。
マスクと消毒さえしていれば、そこまでソーシャルディスタンスをとる必要はないというお医者さまもいらっしゃるし、コロナが解明されれば距離の取り方も変わってくるでしょう。
心からゆっくりと映画に没頭したいですから、安心安全を第一に楽しめるように早くなってほしいです。
出身ライターの方々の作品も近々の公開が決まりました。
7月11日には、K’s cinemaで辻野正樹監督・脚本の長編デビュー作「河童の女」が公開されます。
杉原憲明さん脚本の「青くて、痛くて、脆い」は8月28日公開へと。こちらは詳しくは近くになりましたらご紹介させていただきます。
一人でも多くの方に見てもらいたいです。コロナが落ち着いているといいのですが。